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子供らが元気な声で駆けていく洗濯物の匂い残して
13
テキパキと動かぬ我が身叱りつつ言い訳探すいつもそうなの
20
歌人とか小説家にはなれないが死にさえすれば死体になれる
3
コウモリが狙いすまして糞をする建てたばかりの我が家の玄関
10
ぼんやりと朱に染まりたる三日月に秋は
何処
(
いずこ
)
と尋ねてみたし
29
言ったあと追いすがる影 味にがく封印の手は刹那忘れず
12
お惣菜 半額シールの栗ご飯 思わぬところで秋を先取り
39
朝に茶を夕には小さく日を灯し、夜は誰かの首を締めおり
3
いくらかは 飽きてきたよな 菜園も 野菜を前に 時を忘れる
6
席替えで あの子と近くに… 無理でした。 人生そんなに 甘いわけない
8
自分だけ隣に誰も座らない「また俺なにかやっちゃいました?」
7
縁側で 水出し緑茶 に添えられた 水まんじゅうで 涼を重ねる
39
涼しげな 小鉢に盛られた 素麺を 脇で彩る 夏野菜達
29
狭くても木漏れ日が降るこの路地に君への想い置いておこうか
12
俺よりも出世した奴らと呑む酒も 愉しめぬなら
左党
(
のんべ
)
にあらず
20
秋めいて 庭の草花種落ちて 雀ついばむ 雨は降らない
16
いつもなら野球をみてる時間だが虫の音ばかり響く食卓
24
風景の
然程
(
さほど
)
変はらぬバス停も 風の温度で 変はりゆく秋
42
頭痛来る閉じた瞼の闇の中自分のことしか考えられない
6
階段を転げ落ちたる幼き日その傷跡がまだ残る鼻
6
去る夏と渡る夏鳥よかったらまた来年も懲りずに待つよ
22
乗れるなら乗りこなしたい激流を
大岩大渦
(
おおいわおおうず
)
くるりと交わし
19
北半球の小さな島国に少女ひとり 溢れるほどの、満天の星に何を願おう
6
憂鬱、あなたが隣にいないから。明日は金曜日 どんなに美しい空になろうか
5
あなたを思う、私の想い 両手じゃ受け止められないから半分あげませう
5
愛おしいあなたは何が欲しい 心も
時間
(
とき
)
もあげたのに 未だ恋叶わず
5
隠れてはいけない 逃げてはいけない 目の前の
真実
(
恋愛
)
に胸を向ける それこそ乙女
4
東西南北
右左
(
みぎひだり
)
いつでもどこでも君が好き 泡より儚い乙女の遺言
5
人の世の流れを止める術はなし 川に竿さす木の葉もなかりて
11
私はあなたが好きだから あなたも私を好きなはず 乙女これ
如何
(
いか
)
に
5
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