だるい朝 痛む体を引きずってそれでもやはりメイク始める
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純白の彼岸花咲く 夏の陽に秋の風吹く団地の端に
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ビーサンで行きたいと心が言うもんで 行っちゃうか今日オフィスは一人
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いつもより1時間早い永田町 黒い波に乗り夢の国へ
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肉体は ボロボロになり 横たわり 魂残る その人となり
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金持ちも イケメン美人 隔てなく 時は残酷 劣化が進む
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あちこちが 動かすたびに 軋むよう もう半世紀 劣化が進む
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現実は 甘くはないさ だからこそ 人は夢見る 現実逃避
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悲しみを 減らす努力を してみても 希望は薄し 多勢に無勢
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秋近し 誰も見てない テレビジョン 声が聞こえる 天気の予報
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洗浄機 空気の中の ホコリなど チェックしてる なんだか真っ赤
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自分より 3歳上の 老人は 未来の自分 もうすぐ自分
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仕事なく することもない 老人と 話をしてる 私も仲間
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2号棟 朝日が当たる 屋上に 鳩が止まって 下界をチェック
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早起きし同じ時間にオンライン「おはよう」は4文字なのに・・・/応えてもらえず
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不機嫌な こころ心臓を友と 思ひたい 誰よりも長い 付き合いだよね
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ペコちゃんにふと会いたくてモンブラン舌をベロリの永遠とわの六歳
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雲高く秋空の下曼珠沙あぜ一面に 赤々と燃ゆる
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彼岸にはきみと二人で墓掃除先祖を思い我を振り返る
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お彼岸にきみと揃って墓参り墓地の小径に紅い曼珠沙華ヒガンバナ
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オランダの東インド会社が蒸気船で胡椒を輸送し値崩れせしと
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夕日はつまらん帰り道 たまの朝日には宇宙を感じる
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真剣に惚れているこそ不器用でぶっきらぼうな男の純情
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金曜の君はきれいだ でも僕は月曜の君がいちばん好きだ
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こんな時弁護士さんを知ってたら苦労しないで恨まれないで
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すれ違う間もなく怒号浴びせられ『このドアあなた、何年通った?』
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娘さん発達障害ある方で、ドアで怪我しちゃどう謝罪しよう
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あぁこれが近隣トラブルお隣は十数年も住んだ長老
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お隣に謝罪に行くには現金か?メロンか?または土下座しますか?
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自転車の出し入れで開けるドアの鍵、「都度閉め無いと怪我したじゃない!」大変申し訳ありません。
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