また、人身事故、電車混んでる、暑い🥵し、うだってます。
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昭和にもこんな暑い日あったよと忍耐語る夫は鈍感
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暑すぎて 家がシェルター 出られない 家にあるもの 探してつなぐ
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うねる髪 切っても切れぬ 腐れ縁 美容師プロの手を借り 季節を越える
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どの雲の仕業なのかな通り雨 寄って集ってたかってサラパラザァザ
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狂ってることに向き合わないならば 正気の人だ 今日も明日も
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もうなにもできないもう人間じゃない 半年前くらいから人じゃない
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猛暑日を華麗かれいに過ごす「過冷かれい却ショッピングモール」は今盛りなり
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ああ体 ああ頭がうごかないから 私のせいじゃないかもしれない
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蝉だって死力を尽くし鳴いている 短い人生我慢したろか
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人肌のお湯ふくませたハンカチで全身ぬぐわれるような七月
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髪ゴムを見ると今でも思い出す 地味なあなたが見せた可愛さ
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人が行き交うサイクリングロード 日が沈めば猫の行き交う街
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お出かけに持って行きたい夏バッグ 冷たい飲み物入るが条件マスト
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ねこだって やつあたりするときもある つめとぎバリバリ ねこパンチぺしぺし
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島根ゆく 旅の人との 旅路、帰路 あぁ我土に 還りたもうかも
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カーテンの隙間のセルに入るデータはメモリ一つでは処理不能
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混み合いのエレベーターで子供連れどうぞどうぞと優しい我が町
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姉ちゃんの真似をしたくて一歳はぴちゃぴちゃ零してお水を運ぶ
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一斉に 耳をつんざく ように鳴き 一糸乱れず music end
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あさましく 長く見つめてゐられない 白髪増えたる笑みの皺々
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来たる世は彼女の好いたものになる 個性できみを惹けるでもなし
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貸し借りや上下にしてはつまらない たまたま、共にあり、得るものを
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ネット猫 勝手にミックジャガーミックと 愛でてたら サブローだった ミックだってば
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西に沈むときのリリシズムこの世には情理を超え辿り着く死がある
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刹那散るが有様なればなべて世の色恋わずらい幻なれや
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手を掠めいまだ決めかねたontology 光捕まえ損ねて花蕊
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あなたも倒れてゆくだろう 憧れの花咲く地上を戦場として
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額縁に幽閉された縋る美の世々醒めざめに夢夢くちづけ
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今夜もか。愛でる冒涜を身一つで受けて耐え咲く夕星の悲鳴
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