ジャコビニにL字投法スカイラブ必殺技はだいたい違反/『アストロ球団』を懐かしんで
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「そんなん知らんけど」が俄かに地元のB級グルメ無理がすぎる
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魔の年のノストラダムス大予言あれは一体何やったんや?
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きらきらのフィルター越しに見る世界 目隠しのまま遊ぶかみさま
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浅間山 北に噴煙 たなびきて 我の心を 導く矢印
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七月ののっそり沈む夕陽から種火盗んで夜通し語る
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サヨナラを云わせなかった理由わけがあるあの辱め永遠とわの放逐
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隠された能なんて無く爪を切る 煎じる程のダシにもならず
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キウイとか皮むき切って食べるとか二人暮らしならするんだろうか/真っ二つほじくり派
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宝くじ買わなきゃ夢は見れなくて 買う金なくて寝て夢を見る
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機械の姉 機械の弟 機械の父 ねじ巻き機構の 海老色乳首
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小遊三! おい! 小遊三! お前だよ! 絶対肘鉄食わす
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推しドラマ サントラに知らん曲がある 興味は世界を広げるんやで
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雨上がり公園遊具ひっそりと水滴乗せて童を待てり
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真夏日に黒いニーハイ おしゃれとはおしゃれを楽しむ人のためにあり
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日焼け止めサボる ラテアートかき混ぜる 雲の切れ間に太陽しまう
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雨のあと冷えた空気の降りる町どこかの子らのひそひそ話
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疲れたなソファが私を呼んでいる 回れ右してキッチンに立つ
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自らを奮い立たせる応援歌なんて存在しないから作る
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受け流しよくぼうだけを垂れ流し汗ばむ肌とため息ひとつ
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白い雲深い緑に蝉の声 ワクワクするね夏っていいな
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一年間背比べしてたサボテンが造花であった、そんな夏です。
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あとがきは 本編にはもう ならぬのだ この先はもう 何も書けない
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「明日来る?」じゃなくて「来てよ」という好きな人は何のつもりもないんだろうな
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伸ばしても ちょっと切っても変わらぬな ブローのあとは日本人形>美容院
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「たぶらかす」意味がわかっていなくてもよくないことと察する小3
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蝉の声聞いたらいつも思いだす昼のそうめんプールのにおい
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帰るなり今日の出来事話し出す三十路の娘幼子のよう
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たなびいたご縁が風になぶられて 初めて出会う私の姿
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何回もまつり直した裾丈は 対話で培う譲らなさから
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