白皿に 赤きマグロの 色映ゆる 遅き昼餉に 足りて街行く
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園児らのカラー帽ゆれお散歩カー浜辺に着けば二列の電車
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持ち主の消えたアメリカンスピリットいつまでこの部屋にいる気なのだろう
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親を子のようにおもう日 崖っぷち、だけど愛して家事をしている
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日常と非日常 その合間 普通の生活復興の日
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言の葉を編み込み 悩み 絡ませて ほどひてはつくろ推敲歌すいこうか
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ニット帽マフラー手袋装着し コートの襟立て、って三月なのに?
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化粧水冷たい朝の雪が降る。高い方の傘持って出かける。
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ソラリスで優雅な老後を暮らしたや BWV639聴き(ハピネス殿へ返歌)
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人の世の推し歌手ほどに先逝くはげに惜しまるる涙ばなしよ
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庭の木が 雪を被りて 花景色 寒さの中で 得した気分
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ストレートなげてみたらばノーコンで思わぬひとのミット直撃
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大島を離る椿がふりかえる汽笛に咽ぶ夕潮の海
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震災の 記憶薄れる十五年 未だ震へる心模様あり
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あれやこれどうしたものかと苦悩して 毎回気苦労 義理の父母とは
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見返さず消去もされず放置され 端末の中 過去の物置
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これでもかこれならどうだと格闘し やっと世に出た我が雲古見る
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書店ではドリルのイラスト人気あり されど憎らし我が雲古
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小賢しくうやうやしく投げてやれば必ず当たる各々の“あの日”
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高い位置 備えられしは 吾が祖父の 仏典経書遺影なり ※「皮肉」=「ひに句」
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やりきった 今日も一日 おつかれさん もうすぐ家だ 上がる坂道
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環を描き 宇宙の輪廻 具現化す バッハ BWVビィダブリュヴィ 572
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間違えた ケンタッキーが 安いのは 29の日じゃなく 28とりの日だ
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オリオンの猛きを見ゆる天の原乙女の祈りに身ぞ冷えにける
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冬の夜はまだ昼ながら暮れぬるを空のいづこに陽宿るらむ
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もう行けぬ老いらくの恋は実らない蕾のうちに摘花されてく
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開いてて 良かったと思う 近くて 便利とも思う セブンイレブン
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「ひとりだと寂しいですよ」と六十二歳の先輩、カフェオレすする。
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「好き」だとか「優しくしたい」という気持ち、小さなチョコでしか表現できない。
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電話越し浴衣と肩が擦れる音 病室で聞く平成8年の祭
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