手探りに枕元から見つけ出すぬるいいろはす二日酔いの日
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バーチャルの清水の舞台端に立ち飛び降りてみる、くらいの勇気
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マカロニで サラダ作って みたいけど 糖質おおくて 腹なで思案
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ずいぶんとしぶとく咲いていた花の散り際祝い荒ぶ夏風
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正反の いけんどちらも うなづけて うつわでかいか 盆のほとけか
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夢見てた ブランコ必死で 漕ぎ出せば 青空突きぬけ 宇宙に行ける
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夏の夕 ロッキングチェアで 寝落ちする 涼風やさしく 通り抜けてく
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ガチ中華裏から響く怒鳴り声意味不明酸菜俳骨炒麺
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いい加減 賢くなれよ 人類よ 猿と変わらぬ 愚かなことを
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核反応 人の制御の 手に余る 使いこなせず 大やけどして
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もう二度と 原子爆弾 使うなと 言う国もなく やる国もなく
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悲しみや 怒りを超えた とこにある 絶望感が 人類襲う
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ウランとか プルトニウムを 濃縮し ファットマンとか リトルボーイに
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アメリカは 日本憎いと 思わずに ただの実験 材料にした
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人間に 平和を作る 事は無理 争い好きな 人が多すぎ
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アメリカよ ジュネーブ協定 どうなった 女子供を 丸焼きにして
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核兵器 作った科学 恐るべし 知性が人を 亡き者にする
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原爆を 二発落とされ 日本人 鬼と戦争 したこと悟る
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もうずっと空っぽのスーツケースから朝顔のびて雲をつきぬけた
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ぬばたまの夢からさめぬ夜半の子のかわらぬままの恋の様かな
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原爆の悲劇を繰り返されぬよう われも日々 心の鶴を折り
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父親(故人)は長崎生まれのひとでした いまはすべての愛憎忘れて>祈り
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蒸す夏もインドのひとらは楽しげに 母国の気候を思ひ出すらむ
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行く末を如何とするやともがらよ 鳩首鳩首でただ盃かさね
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暑気払い母校近くの居酒屋で ともがら集ふこの夏もまた
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ネットにて検索をした新聞にちゃんと載ってた「十一時二分」
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買い出しでwi-Fiワイファイつないで「いいね」して八月九日 十一時二分
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息をするように取られているんだとふと思い出す年会費など
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ダメダメだ 消灯忘れてバタンキュー 早朝起きてバタバタ洗濯
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変えられた臙脂のスピンをひと目見て陽気にわたしは棚に戻した
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