喫茶店で別れ話に水を飲むあなたの動く喉を見ている
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はじめてのスープストック大盛りは僕だけだった 銀のヘッドホン
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新しい 歳の始まり ここいらで 打ち止めたいな 祝福だけで
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本数で花言葉が違う薔薇気まぐれなあなたの愛みたいに
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高熱の体温よりも室温が高くなるにはまだはやかろう
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涼しげな白ブラウスは半夏生ハンゲショウ 寄せくる虫も莞爾にこりと払い
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玄関の 数だけの味、 香り、思い  女子高生は 「ただいま」と笑む
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露地物の野菜が並ぶ道の駅 買ふてくれよと胡瓜が捻る
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なんとなく太き声かな水無月の梢に日毎鶯の鳴く
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半夏生白き装い雨を待ちこふべを垂れて炎天に立つ
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葉を重ねみどりは深く色を増し蒼き悩みはいずこへと去る
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ラムネを自力で開けられなかったあなたを新しい夏の季語にしたい
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母と吾は 並よりはたぶん上級者? 母(74歳)は限界突破サバイバーサバイバーだいぶ上達>カラオケ回想②
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うちの弟 声もいいけど歌めちゃうま 「海の声」とミスチル最高>カラオケ回想①
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太閤の夢叶いしかドローンてふ花火の映えて万博の空
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黙るなよタージマハルは綺麗だろ 芸術などと呼ぶなよ石を
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100円と書いてあるのに100円は一列しかない うだる自販機
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君の手の ぬくもり残る 僕の手に 願いをかける また逢えし日を
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素麺が美味い季節がこんなにも早く来るとは思わなんだよ
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訓練と知りてもビビる 緊急を伝ふに秀逸なる不協和音 /緊急地震速報
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個人的な美術館をつくりたい。これが理念のアカウントです。
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好いた女の名が変わるのが嫌 私はもう男のものなのに
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赦し合い 励まし合えば いいものを 愚痴をこぼして 批判たらたら
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暑すぎて 家に帰って 麦茶おば 爆飲みしたら おなかが変よ
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偏見が 常識となり 偉そうに 威張って歩く 面倒くさいな
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男とか 女性だとか いう前に 人間だとよ 子供はどうよ
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幸福は 手元にありて 忘れられ 失うときに 思い出すもの
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かき混ぜて殺したはずのはくちょうが黒い湖面に繰り返し踊る
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空梅雨からつゆの風に煽られ 転がりて踊る如く 一枚の木の葉
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捧げます。どんな色にも染まらないあなたのもとへ黒い一輪。
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