サイゴンに秋は来ません当地は熱帯モンスーン気候につき
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他所の子が慕ってくれる嬉しさよ「明日早くにこの場所来てね」
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「秋」なんて本当に来るの?「暑い」「寒い」極端な2択しか無いと言うのに
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またひとつ増えて嬉しい記念章錦◯京の異変解決
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非通知といふ手ざわりのその下に あるかなきかの人の心は
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七夕は来月だよと微笑んで 故郷(じもと)を明かす仙臺の友 /2025.07.13
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なにひとつ誇れるものなど失くなって 息をしていることが苦しい /2025.08.06
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そっと見る 秋の小川の二羽の鴨 溶け合う波紋で愛を深めて
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この指は幾つの罪を重ねてきたの 私の他にはもう味見はさせぬ
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今さらにあなたは禁煙しなくていいよ ほらウイスキーもあるだけ飲めば?
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安物のピーナツバターの味気無さまあ許せるか吾も似たもの
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涙では流しきれない悲しみはいつかの背伸びでふわり召される
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顔が好きそれで良かったあの頃はまだ馬鹿で眩しい暴走だった
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「秋らしくない天気っていうことが秋だね」ときみは傘回しつつ
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煙出づ玩具がそんなに吸いたいかふたりの話よりも大切?
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寒くなる→膝激痛が来る前になんとかせばと悶える毎日
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いい馬に見惚れて出資デビュー戦 駆ける命が火花を散らして
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永久死 甘くて痛くて致命的 わたしはあなたの虫歯になりたい
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旧居には知らぬ車の停まりおり 吾子探す癖六年ぶりの
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タイトルを 短歌で詠んで エッセイ書く 新たな手法で 大海漂う
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ケンカして正しいことを言うほどにさみしい気持ちでいっぱいになる
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雲割って一気に落ちてきた陽ざし秋とは思えぬ重たさがある
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逝きし友息子の家の居間に収まりて遺影の笑顔は何を語らん
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退屈を 埋める為にと 会食へ 似た者同士 互いに陰口
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平泉と関ヶ原とこの田んぼ道をつなぐ夢夏草踏み行く
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竹馬の友 臓器の病で 心病み ライン送信 未読の切なさ
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垂れて乾いた青春はいずこ 記憶を頼りに面皰跡を人差し指でなじる
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執着を手放した夜の青い月孤独なようで自由で身軽
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たらこスパ 盛りつけられてる命の数に ふとぎょっとしてとろけるバター
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背中の絵 どうしてれたの?「──若気の至り。」  いえ、どんなひとって聞いてるの
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