母の庭 重機によって 壊された この屈辱を 誰をか知らむ
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私がヒトに戻ってってる間 猫が家の主になり 庭に花が咲きメダカが泳いだ
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あゝ無情例えば生まれ変わったとしても遅すぎ君はもう大人
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失敗しつつもやって良かった 母よ 私の庭があなたをそんなにも喜ばせるなら
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疼痛に抗う事を諦めて鎮痛剤をのんでもう寝る
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こころとは 自分自身で あるけれど 関われないの 魂って何?
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もう一度 会ってみたら わかるかな? 君のことが 好きかどうかは
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朝焼けの 光で焼けた めだまやき ちょっとだけ焦げて 苦くなる
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コンビニでドーナツを買うきみを見ただけだったのに少し太った
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よく見れば星ではなくてよく見れば夜でもなくて 縛られている
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散歩道花橘の香が薫りキミの匂いが思い出せない/皐月
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涙雨台無しになる片思い 長いらしいね君のまつ毛は
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急がないその時間ときが来るいつかまた 月を見上げて君の名つぶや
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届かない 貴方の愛は軽やかに花の名前を教えてくれた
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風呂上がり ねこを探すと バッグうえ これがホントのネコエコバッグ
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吊り革掴み揺れるあなたをただ見ていたい 笑みが出る 楽しい
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(柏餅、食べ損ねた)と気がついて 21時を過ぎても初夏の香りで
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どこまで愛せるか不安になる あなたのことがいちばん好きだからね
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昼過ぎの散歩は少し汗ばんでそれもそのはず立夏も過ぎてる
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今日のママ怒ってばかりこんな日はパパに頼って一人お茶飲む
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両端に みみずを咥えた むくいぬと 打った平手で 月隠し微笑
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水滴の僕は逆さに笑うのだ。みっともない黄色の裸体。
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月隠す 真綿の様な 白き雲 漏るる光は 清き羽衣
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わらはんど、べこっこさのすじゃ。まいねよ。まいね。
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碧の目玉をくり抜いて灰の庭に埋めたら瞳孔柄のひまわり咲いた
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本スマホあえて持たずにお茶を飲む 暇という字をお茶うけにして
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これだけ空いててなぜとなりに座る? 見渡してごらん世界を いま
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殴り書きみたいな人生だったけどそれはそれで本音だったわけで
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若い頃座右の銘は努力のみ今はみんな違ってみんなどうでもいい
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Wordがね分からないんですホントにもうなんて言える雰囲気じゃない職場
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