いつだって ジタバタしてるの わたしだけ 貴方はいつも 見てみぬふりで
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また一人して泣く君
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「好きだよ」と 言えば照れてる 君の頬 林檎のごとく 愛し赤らむ
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涼しさが 部屋のすみから しみてきて なにかを言いに 来たような朝
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君の香に 惑わされる ぼくの意思 べつにこのまま ずっとこのまま
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君の「め」映る世界に 我が恋は かけても外せぬ 眼鏡の「くもり」
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恋隠す 薄きまくなり 日焼け止め 君と会う日を 何度も重ね
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おむかえはおとうさんきて 5歳児の握る手弱しこの病み上がり
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風に揺れ 寄り添う君と 我は今 心の雨に 鯉のぼり見つ
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沈む君 生きてただれと 願うとき 我が無力さに 心は惑う
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突然のご指名を受け乾杯の音頭はいつも決まった人に
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ちりざくら はるをすぎしも 文は来ず 我が身に残るは ひととせの冬
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女から借金続けて生死不明 大昔の友生きてる気はする
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夏の雲 あの日と同じ かたちして さびしさだけが あとに残った
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日常を 無くして気づく 脳内の 「お花畑」と 蝶の残像
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夢見がちそんな私の恋だから 心拍数と一緒に上下
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今年こそ彼氏と花火見たいのに 君と夏は音がしないの
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いざ会うと上手く笑えずもやもやし あの娘みたいに可愛くなりたい
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指先が 知らぬ痛みに ふれる夜 言葉にせずに 抱えて眠る
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すれ違う空席車両の乗客は 平日休暇か 夜勤の帰途か
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六限目 BGMは 蝉の声 塩素のにおい 籠る教室
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過ぎてゆく時間ときに心も流されて 初心に戻り「いつも」に感謝
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生い茂る木々のトンネル通り抜け 後ろを見れば桜恋しき
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来る夏に朧げな不安ぎりたり 未だ水無月に梅雨明けるなど
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死の間際 最後に強く願うのは 生き残る者の 幸福だろう
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実家にて埃まみれで立ち尽くすこれはレコード用のスプレー
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あら明けた さっきおろした 真夏サンダル 結果的にはジャストタイミング>近畿地方梅雨明け
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気が重い予定一気いっきに片付けん押し込む七月首眼歯内科くびめはないか/定期診察
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毎日の朝迎えてのルーティンはまずはルーティン思い出すとか
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吹きぬける 猛暑のあいまの 涼風に ほっとひと息 蝶も蜂も
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