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節慣れでいまだ世慣れぬ時鳥忍び来よ来よわが杣の宿
10
真夏日に 小蝿小蟻が 出勤す 休んでいいよ そう言ったのに
13
郭公
(
ほとときす
)
まだ節慣れぬ忍び音に鳴くや卯月の夕闇の空
12
あまりにも 静かにぐっすり眠るので つい確かめる わが
猫
(
こ
)
の寝息
25
国道を覗く涙目カメレオン 排気ガスが突き抜ける耳
3
ムクノキの陰に園児らやすらぎて五月はこんなにも美しい
17
AIのサムネに釣られタップする嗚呼オジさんの性は摂理ぞ
7
五月でも真夏日迫る青空に夏へ覚悟の髪は短め
23
漆黒と薄紫を散らし合う 4.27 星も砕けよ (2025.4.27 上谷沙弥VS中野たむ戦より構想)
5
通院のあわいにゆるむカフェテラス 五月の風の永遠に吹かばや
15
ル・シーニュ エクセルシオール アールグレイ けやき並木に渡る風
11
映画館 チュロスを握ってふと気づく あの子にもこうすればよかった
6
岩穿つ白波の如き雲を掃き海を追い越す朝の大空
6
理不尽に黙って従う度量持つ大人の国は軍靴
谺
(
こだま
)
す
12
灰色の日々もあなたがいるだけで 透き通ってゆく、はつ夏の風
7
柿の木の影長く伸びアスファルト道に落ちてる日差しの強さ
16
早くからまちの真ん中熊出たと防災無線LINEざわざわ
17
フロントの若葉マークが吹き飛んだ いつか何処かの青い野原へ
12
何かしら企みかくす人様のあはひ渡れる綱渡りかな
11
超長期記憶のなかの母なれば来し方行く末語るも虚し
11
トネリコの 茂れる朝に 鳥の鳴く アラーム要らぬ 初夏の朝五時
31
aobam
6
悲しみは 太鼓叩いて やり過ごす また訪れる 波の如くに
14
いつもより 早めに起きて 支度した だってあなたに 会えるのだから
12
帰り道 話題を一つ 落としたまま 拾わず歩く 街路灯まで
11
iwag1
9
独り身も慣れるものかな朝陽浴び妻旅先の二日目の朝
13
朝晩の冷ゆる風をものともせず 皐月に生ゆる
狗尾草
(
エノコログサ
)
は/ねこじゃらし
25
なぜかしら気が抜けるのか悔しきは休み慣れずに日曜に病む
10
一匹が おらんくなって 大捜査 普段は避けとる 浴室にいた謎
8
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