ジャケットが着てよ着てよとせがんでる。ボクを 着られる シーズン みじかい!
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選択肢たくさんあるよ大丈夫「普通」の波に流されないで
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くるくると日に日をたどる いつの日に いつか色めく秋の日めくり
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夏物をしまうさびしさ また来年、ともに暑さをしのぎましょうね
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嗚呼、君は蛍のような人生に僕にだけ闇を残していくのね
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今月は日に一万歩の目標を十四日しか果たせなかった
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ねこたちの くーるまっとが あらいたて きれいになった きもちよいねえ(すやすや)
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プッチンのプリン おひさしゅうございます 真白き皿に いそいそプッチン
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人と自分の幸せのため生きようと決めた月曜午前11:30
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何度でも喧嘩をしては会いに行く 馬鹿なふたりはミルフィーユのよう
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カフェはもう詩人ボヘミア項垂うなだれて憂うつ記す場所には非ず
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片思い 私の位置は 射程距離 レーザービーム 攻撃の日々
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夢の中 待ち合わせたのに来ぬ人を 目覚めて少し嫌いになる朝
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ただ此処に端座しおるに世の人の困惑するを途方に暮れて
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運動は 「運を運ぶ」を 真に受けた ふりして歩く 下心かな
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泣く君は わかれの朝の 雨となり 僕の頭上に ずっと張り付く
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神無月 散歩再開 決意して 予行演習 すでに汗だく
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足上げて持ち込みペットボトル飲み一杯で長居数え役満
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星たちは圧縮されて加速して刹那に消えて忘れられゆく
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人々は カタコト言葉で 大人ぶる まだまだ現役 フラペチーノ
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恋心 躊躇う気持ち かき消えず 銅像になる また朝が来た
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血に飢えた狼共が泣き喚きこの世のものと見間違うんだ
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長月も終わり明日から神無月さあてそろそろ出雲へ行こか
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あの夜の 花火が恋に 飛び火して 君色に燃える 夏の思い出
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楽しそう目を引く今日の草野球男女大人も子も混じりおり/町内大会か
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あんまんもアイスもおいしく感じない涼しくもなく暑くもない日は
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賑やかに 声の響ける 通学路 楽しみ増やす 教師の努力
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どよんとす 見上げる先も 曇り空 どよりどよりを 楽しみますか
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山里の夜半の寝覚めのわびしきはまがきに近き小牡鹿の声
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朝シャワー浴びたら頭もさっぱりと 流れてゆくよ抜け毛いくつか
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