鈍痛の体を曳いて具材買い作ったとたんに失せる食欲
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はくちょう町雨に打たれて待ちけるは新宿行きのアルピコのバス
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うるはしき 野の花 地の虫 笑う子 あまねく光で満ちよ 我が星
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いつもは不便なこの乱視 夜の光は倍美しいの
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豆乳様 なんとかこのまま たせてね 明朝あすかなうなら お出かけ希望>体調次第
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アルピコのバスに揺られて無意識に「信濃の國」を口ずさみけり
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腕の中 わたしを見上げて笑うその 歯のない口から転がる鈴の音
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瑠璃色の薩摩切子を曇天の空にかざせば我だけの青空そら
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をしどりを隠せる滝のあおじし鹿は飛沫に濡れて山へ去りけり
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ピポピポピポ 鳴るより以前に にげまどう逃げ惑う ねこたちびびる しょうぼうてんけん消防点検
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初めてのアルピコバスで信州のかみしろむら村へいざ旅立たん
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人は皆 好みの筋書き作るため 信じたいものを信じてしまう
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懐かしのアルピコバスにもう一度乗って行きたいかみしろむら村へ
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策源地戦略核で吹き飛ばせ木端微塵に跡形もなく
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策源地戦域核で吹き飛ばせ木端微塵に跡形もなく
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策源地戦術核で吹き飛ばせ木端微塵に跡形もなく
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見渡せば飛騨の山並聳え立つ白き嶺々高く連ぬる
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人生は悪いまんまで続いてく風呂場のカビを一掃しても
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誰のため何から何を守るため 失くした心取り戻すため
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人生の 残り時間を 数えれば これでいいのか これでいいかも
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耄碌が 激しくなれば なぜかしら 周りの人が 愚かに見える
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子供でも 他人を労わる 大人あり 利己心だけの 大人に優る
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富士山に 雪が降ったと 喜べば ベランダに干す ジャガイモを踏む
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先生も 親も今では 子育てを するより自分 幼児化進む
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こりゃだめか 改革なんて 望めない 次の世代に 期待をかける
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50過ぎ 前頭葉が 固まれば もう変えられぬ きつい性格
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やりたいと 思うことも なくなって ただただ生きる スローな人生
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日本人 形式ばかり こだわって 自由に生きる こともできない
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親から子 怒られ継いで 嫌なこと 飽きずに続け 怒りっぱなし
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目的と 手段をいつも 取り違え 一生懸命 ピリピリ虐め
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