落ち葉踏みどんぐり拾う公園にとんぼ飛び交い秋を告げくる
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いたずらも粗相も子どもの勉強と分かっているが「やめて」と叫ぶ
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外物の竜宮城は目に眩し心の砂漠焼け付くままに
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人類は科学を追って走り出し 夢と称して地球を燃やす
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目に見えない奇妙な果実は今もまだ ぶら下がってる地球くにの全てに
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颯爽と儀式消えゆき移ろいで何も無ければそれでいいわと
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一番に登校してた寂しい少女今は社長の令室となり
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それぞれに 違う価値観 断捨離も 自分基準で いいと信じる
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拾月の雲一つない青空を冷房効いてる部屋から見ている
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さつま芋? それとも南瓜 栗もある! スイーツ悩む 贅沢季節シーズン
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玉の緒のあふるるほどに好きですとつたへたくとも もはやとどかぬ
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諦めは捨てたんじゃない次拾うものへの夢を束の間見ること
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稲倒れ 畦にかがんだ 田の男 台風過ぎし日 空だけ青く
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神奈月今年も残り3ヶ月ダイエットは未だ始まらず
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ごちゃ混ぜの子育ての家招かれた娘の話題我も愉しむ
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日光の竜の音色に耳澄ませタイムスリップいにしえの秋
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チビ猫は お花の柄の赤い首輪 よくにあってる ちゃいろいからね(キジトラ)
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コスモスの丘も 写真をまた撮りたい 花の中まるで妖精のような>写真行方不明だけど
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神無月 あちこちバラ園オープンだ (須磨)離宮公園 いちど行きたい
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不織布の感触だけしか知らぬままこの唇は干からびてくのか
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うたえども歌心うたごころなき短歌うた哀しき世にくはきことならむ/自省を込めて
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六度ろくたびの酸っぱく辛き暦の環ときのわを巡れば秋の涼風渡る
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だってもう解散するでしょ9日で変わるかもと思ってしまった
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身を捨つるほどの祖国を問ひし人よ はるか昭和にたちこむる霧
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ゆるゆると秋ふかまりて 月みちて こぼれおつるはさらさらと砂
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夕焼けは秋が一番綺麗だと見た数分後既に沈む陽
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六畳の映えない和室の白壁にプロジェクターで映す星空/題『壁』
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六等星ぐらいのかすかなまたたきでいいので私を見守っていて/題『また』
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紙詰まりした複合機 あなたにはあなたの正義があるんだろうね/題『紙』
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更くる夜に霜を重ねて打つ衣はるばる来ぬる初雁の声
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