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幼き日 めざまし時計 のど自慢 お昼ご飯は 袋ラーメン
8
手遊びでまだまだ遊べる私なら幼心と別れないでしょう
8
足元に ねこのぬくもり ねむくなる イブイブのご飯 春雨尽くし
21
公園の枯芝に降る朝霜の静けき白で始まる
一日
(
ひとひ
)
26
そういえば 声は忘れて しまったな 笑い顔なら 思い出せるのに
10
笑い合う「
夫・息子
(
親子
)
」の会話子守唄 ほっこりしつつ眠りに落ちる
32
金色の
光幾筋
(
ひかりいくすじ
)
漏れさすは
樹魂
(
じゅこん
)
の爪弾く 琴の糸なり
22
おにぎりの梅と昆布を二つ買う今日はホットの緑茶を追加
9
冬ざれの野にふりかかる粉糖と赤い実似合う 甘くない朝
26
逢ふことの 揺れぬ恋路の 今日なれば 二人の
よ
(
世、夜
)
には
かかる
(
罹る、懸かる、掛かる
)
雲
(
苦も
)
無き
7
あの世こそ みなの末後の 行先よ 月の光も 終ぞ届かぬ
10
プリンター年末だけは忙しなく八十五円に込める「おめでとう」
19
名も知らぬ愛する誰か夢に見た 枕に染みる輪郭のひと
7
いってきます 鍵握りしめ 笑いながら ドアを開けたら 何か変わるかな
8
肉まんが 温まるのを 待つあいだ 何もできない それでいいのだ
9
人生がもし一本の映画なら今の会話はポスクレにしよう
6
クリスマス 予報は
生憎
(
あいにく
)
の雨天 翌夜は居間で 聖夜を祝ふ
27
暗闇に吾を連れ去れ地下鉄よ もう帰れないほどの遠くへ
22
遠い町見知らぬ街に吾を置き 地下鉄はただ走り去りゆく
16
ドアを開け夜気を吸ひ込み地下鉄は 百足のやうに節をくねらす
22
黄昏
(
たそがれ
)
に一番星もまだ見えず 三日月
縋
(
すが
)
る爪痕のやう
21
午後六時 教会の鐘 鳴り響く 聖夜を前に 子らははしゃいで
23
わたしってねたみひがみそねみのごんげ? 人の幸せ喜べもせぬ
30
友人がばあばとなりぬ嬉しそなLINEを見れば妬ましくって
25
喜んだふりして要らぬカレンダーを貰うも恒例行事となりぬ
26
戸を開けるここぞとばかり猫たちが駆けるすり抜け戻る出てゆく
21
本日のアドベントティーは カモミール もうちょい寝ろと いふことらしい
21
「お母さん寒かったね」と初雪をかぶりし母の墓を拭いぬ
40
腰痛にイエローカードの響きあり 一昨日の落ち葉掃きなど
14
友達がドロップシールを探してる妹の為電話を掛ける
5
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