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酒、醤油買い物かごは重たかろう釣銭落とせし家路は遠き
11
倍速で生き急ぐ君見えますかゴールの後の土、風、空を
15
熱心に 神を拝める 実家かな 家族の絆は とうに枯れ果て
21
福井にて 黒き涙を 流す地よ
遺
(
のこ
)
せし子は今
四歳
(
よつ
)
になる
15
夢追って 喧騒へ往く 君に告ぐ 帰ってくるなよ 帰ってこいよ
4
愛してる 今更言っても おそけれど 声なき彼を 抱きしめて私
4
流れ着く果てを知るのか雪解水急ぎ急ぎて目指す下流の
35
帳
(
とばり
)
降り 雲ひとつ無い
月光浴
(
げっこうよく
)
照らす大地に 芽吹く若草
15
スタートもゴールも違う独り旅 めぐり逢て春去ればまた冬
6
夕暮れに古希予備軍が甘味買い一日遅れのホワイトナイト
14
おくるみはパステルカラーのコットンで 思いを込めて編むは楽しき
29
雪女郎 埋み火おこし ともし影 氷雨窓打ち 待ち人来たる
10
目を閉じて 香る梅の木 凛として 一本の木の
生命
(
いのち
)
の神秘
14
父に似た人 二度見して すれちがい 背中見送り 春 ひとめぐり
62
鼻かみて あぁ鼻かみて 鼻かみて 春の陽気に 舞い散る花粉
7
とある市のとあるシャンプーの工場で量産されてるあんたの匂い
9
蜘蛛の巣が 成長してゆく 春先の 牛歩のような 綱渡りかな
17
藍色の 花を見つける アスファルト 割れ目に絵の具 凛と散りばめ
9
水温み 淡雪溶けて せせらぎの 流れ渦巻き 岩を噛みつつ
9
離散する 言葉の欠片 掴み取る 手からすり抜け 白紙に戻る
12
横顔が なんか綺麗?と ふと気づく あなたに会える 1週間前
8
もう二度と 会えない母を 想う日々 故郷のクロユリ 咲いているかな
21
花束と共に帰る日少しだけ君のことばを想ったりする
7
残り雪の 暖められて 昇天す
陽炎
(
かげろう
)
の消えて 飛行機の雲
24
溢れ出て頬をつたった役割をわかっているの?ねぇ、水分子。
4
長袖の体操服のときだけは僕の前では笑ってくれない
3
今はただ 去りて久しき 可惜夜の 余韻に浸る 君を想ひて
17
様々な 情報、ニュース 疲れたら ひと休みして スポーツニュース
4
やたらくるガソリン値引きのお知らせ 日常が非常になる予感
4
パンくずが 一つ落ちては 一つ拾う 一年後には 一枚のパンかな
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