おやすみと前髪まえがみでてはるやみ いつまでつづく 今日きょうもおはよう
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猫砂を包む古めの新聞に今もう見ないタレントの笑み
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良心も 広告もない 君は云う「楽しくなければ テレビじゃない」と
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温かき 春まだ遠い 冬の日に メダカ餌やり 共に春待つ
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本当は叶えたい夢があったそうな もうすぐ この映画も終わるよ 席を立つのかい?
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女の泣く テレビのうたげは 終わりけり 仲居なかいは去りて 秘密を漏らさず
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玄関「ガチャ」ねぼけまなこの ねこ目覚め おかあちゃん、それ、いちごのけーき?🍓(おとうちゃんのね)
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ケーキ箱 受け取り現地解散で 帰りはキミと手つなぎ ゆっくり
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義実家は サクサク歩く人々なり ねこ母いつも小走りでついてく
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信念で生きているよに見える人家族は曰く頑固で気まま
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腰からの膝の痛みと言うけれどこんなに痛いもんなのだろか
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打ち寄せる白き波間に溶けるのはさみしさと名付けた淡い夢
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さみしさも白く泡立ち消えるんだ波の音に消えゆく夢も
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曇り空 心の奥のさみしさもいつか晴れると信じていたい
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願わくはローランサンの絵のように グレーが基調でピンクとタキス
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寝る時も ちょっとそこまで行くときも グレーのスウェット上下で着たい
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横顔のきれいなひとが好きですとわらう貴方の横顔が好き
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第八はフジテレビ 台場潮風 浴びた末 黄昏迎え 寒き冬来る
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占いを 受けて示せり 進路先 僅か晴れるか 寒空の迷い
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ひさびさに アキバを歩いて 驚きぬ 店がなくなり 建て替える冬
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ぐさぐさと 努力のできるひとたちが雪のわたしを踏みつけた、赤
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かっとして荒言あらごと放ったその後で 遠い記憶の若き妻の眼
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だから駄歌 学を衒えど語彙貧し 色恋詠めぬ哀し我が歌
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誕生日おめでとうとは嫌味かと迷いながらも飛ばす飛行機
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このまんま時間止まればいいのにね 川に願った流れないでよ
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青空に雲はないのに新品の靴はずうっと痛いまま
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生きようとするんじゃなかった もがいても落ちてくばかりのからっぽの空
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安定を 求め過ぎると 不安定に 確実はない 危うさ生きる/一番安定なり
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四十年前に我が子ら見届けし校庭 今もボール蹴る子の
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スーパーのマッサージ機に介護時の疲れ置いてく五分百円 /ふと思い出して
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