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何年も 歩んだ道のふりだしに 戻ってきたが まぁ良しとしよう
9
すぐそこを
街の熊
(
アーバンベアー
)
が散歩する法律と言う命綱つけ
23
涙溜め 瞬きすれば 冷雨降る
4
幸福は夜道にふとある外灯で ぱかりぱかりと不気味に光る
9
このままで 逢わずに暮らしていけたなら 星にならずにじじいになれる
17
ゆらゆらと 風がなびいて 雲流れ ススキのお辞儀 コンビニを去る
12
日本酒の 辛口冷やで独り酒 渇いたこころ浸み込んでくる
18
よわいもの ころしてつかまるくらいなら 命遣り取り熊を殺すさ
12
友情を育む筈の純粋な期待瓦解す同性だったなら
20
算数の問題集が嫌いだったのに問題が多いのは人生だった
7
ころさない ヒトはやらない武器をくれ 今ならクマさん ○し放題
9
勤めてた会社の中間決算が赤字だったよどうでもいいけど
10
おすそわけ 貰ったクッキー 食べながら 秋の夜長が 身に沁みる頃
11
世の中の ザクたち世界廻してる ガンダムよりも偉いよ僕ら
15
いちにちの 〆に飲む
美酢
(
みちょ
)
格別で カラダ沁み渡る 明日もがんばろ
19
シリウスは オルゴールのごと ティンコロと 優しき音色で
瞬
(
またた
)
きており
30
西日差す琥珀の出窓に色添えるシクラメンでも飾ってみようか
15
「さようなら」蒼く
儚
(
はかな
)
き
五文字
(
いつもじ
)
を 君がために知り 風と散りゆく
25
あの星をつかみたくても届かない僕は無力で立ちすくむだけ
9
誰かという人に優しくされるたび生きてるうちに借りかえしたい
33
一日ひとつ詠むように 意識したら出てこない 用を足したときにくるのはなんで
6
私には気づかず過ぎて行く人の薄い陽ざしに曳く薄い影
10
外出の疲労残りてうたた寝の昼を過ぎても起こされもせず
30
夏を越し寒さに果てた我が友の 墓標に積もるは金木犀(子どもの頃飼ってたクワガタ虫です。)
10
わくわくと都会の夜景撮ろうって窓を開けたら壁だ隣の/小さなホテルにて(笑)
31
病院で二度と会えない帰り際目薬としての涙を溜める
17
金曜の求職メールの返事来ず連休明けをイライラと待つ
11
異次元の膝の痛みに耐えながらイベント終了スタッフに感謝/(東京は遠いね⋯)
31
現実と夢の狭間を綱渡りズルリと落ちる手に乗せた顎
14
万国の喧騒遠くに流れつつ きょうの私は型の拾壱
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