オーブンの熱逃がすため開けた窓直ぐ耳を斬るサンダーの音
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「ママがいい」お留守番する君の頬涙流れてばあばも悲し
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かぐや姫 宝珠の樹ならここにある 十五夜の寺 柘榴ざくろかぶ
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遅参した私に空いた一席が君の隣りに用意されてた
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こたつ出し きみと丸まる 冬が来る 柚子茶を淹れて 今日は休養
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少しづつ アルツ近づく 妻見つめ つまづく箸の つましき夕餉
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我ミスを 犯して今は げんなりと 木枯らし吹きて 日々悔いて居り
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夜八時 シーリング切れ 慌て買い ヤマダで買いて いと感謝せり
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喧嘩の余韻に浸りたくないのでタクシーで帰る
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遠すぎる海はなくともさざ波が胸に押し寄せざわめかせるの
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結局は 生きてるだけで ありがとう 感謝の気持ち 忘れぬうちに
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一本の 光を目指し 彷徨えど 元来た道に 戻りはしない
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更年期トンネル抜けはお預けと風が冷たく宣告下す
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人生は 騙され続け 漂いて 気のみ気のまま 流れゆくまま
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止めてくれ 炭酸ガスが 悪いとか 温暖化だと 寒いじゃないか
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温暖化 信じた僕が 馬鹿だった これじゃ普通の 秋の深まり
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先端に無知であること別段に頓着せずに窓外見てる
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寒くても 種を蒔いてる 姿とか なんか変だね 変人だよね
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こどもらに 愛を語れば きもいとか 訴えるとか 拒絶反応
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こがらしに震へぬやうに足許を 脚絆きゃはんの如く守るウォーマー
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冷たくて きつい女と 思いきや 話してみれば ただのインテリ
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友人の 仮面を被り 近寄りて 嘘も飽きられ 本性露わ
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物事は うまく転がる ことがあり 上手くいかない こともあるから
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物価高 遅れる電車 鈍い人 モヤモヤスイッチ オフっておこう!
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明けの色 纏うあなたの手を取って 二人踏み出す朝日のもとへ
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満開の金木犀の香り立つ アメジストセージの美しきかな
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道の真ん中 とっとこ歩く 黒ガラス スキップはいいけど 車に気をつけて🐦‍⬛
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枯れ草の土手にまだ咲く小さき花小待宵草朝陽の中に
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積もる雪「雪が積もった!」とはしゃぐ君見惚れているのは去年の私
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今 晩 も ふ る さ と 納 税 の う ど ん を ⾷ べ 切 る ま で は ダ イ エ ト だ め
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