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幸運に すました顔で 身を委ねる そうしたいのに ハートはうらはら
8
音もなく踏むだ地雷はばくはつし妻はしづかに寝室へ消へ
10
やるせない
生
(
せい
)
きらめひて夜が明ける『そこのみにて光輝く』
11
県跨ぐ 月
1
外来診察日
昨日
(
きのう
)
から 楽しみにし イカれた患者
5
公園を彩る花もいいけれど 無造作に咲く野の花
愛
(
いと
)
し
25
覚えてる 痛みも味も匂いも色も真空昇華の手間暇かけて
7
襟足に 春の予感が した日には 泣きたくなるよな 喧嘩がしたい
15
察してよ 告白してよ OKするよ そういうとこが 嫌なの察しろ
3
察しろと 上司も部下も 思ってて 今日も無言で 仕事している
4
話しても 伝わらないのに 話さなきゃ 伝わるわけない 頭悪いわ
3
みこし引き手は軽トラで収穫を終えた田んぼの脇縫うまつり
32
軽トラの 荷台に転がる泥葱を 「食うか」と笑う翁のありぬ
21
美味しいと風邪引く君の声を聞き韮の若芽を春風に摘む
37
海外の ロックバンドの インタビュー 字幕の担当 ファンを舐め過ぎ
3
売り込みを競う軍用産業は反戦歌聴く暇もないのか
30
春彼岸 息子の隣ちょこんと正座 ちさき手合わせ神妙な
孫
(
きみ
)
18
吸う息が 命の音に 絡まって 気づけば芽吹く 桜前線
6
ファインダー覗く世界は 変わりゆき モノクロームからフルカラーへと
15
にゃはははは 笑うと気持ちいいのらね 助けてください こんな街角
5
生きてても 死んでも怖くて 触れない 海鮮丼を 頼んだキミが
4
ものごころついたときから不景気でいかで世界を恨みるまじや
5
コロナ前作った幸せだけもって始まる労働終身刑が
6
自殺する人が増えると練炭はよく売れるのか考えてみる
5
僕たちは自分の足で歩かないもはや歩けないのかもしれない
6
空光り 怖いとキミに 抱きつかれ 少し遅れて オレは抱きしめ
3
眠れずに明るむ空を見たときに昼と夜との境界消えて
5
悲しみと哀しみの差を知らぬままただ漫然と流れる涙
6
ふく風が季節を告げることさえも分からないまま生きてるような
3
わらへだがひとりめなってもわ思うになぼしくじれでもわぁ
(
子供らが 偉くなろうとなるまいが 私は思う わが子に変わりは無いものである
)
わらしだおの
28
おづまげでべんとこたないでいっちみんべ花っこさぐじぎそんまが来るんて
(
お洒落してお弁当持って行きましょう花の季節はもうそろそろね
)
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