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電車内 見知らぬ
人
(
外国人
)
が会釈する 牧師の夫に何かを感じて?
50
いきなりの 子の帰省さえ 非日常 徹夜の家事も 今は懐かし
26
抜歯済む 痺れの残る歯痒さがロイヤルミルクティーに ほつれる
14
桜の枝 見上げる先に花いち輪 指差すおさな子笑顔の花咲く
16
夕浜に紅く艶めく桜貝期待は気化し波が掻き消す
12
バスゆれて赤ちゃんゆれて我ゆれて たからの時の ゆるやかにゆけ
19
幾年も空をうつした川面にて 恐れをそっと手放してみる
8
脚色の目立つ噂を聞きながら硬いトマトを噛んでるランチ
29
ユズの花散り往く私といない日に貴方には空を見上げて欲しい
5
少しだけ一人になって 逢いに行く 第二ボタンは要らないからさ
2
呪わせて! 此の一つだけ覚えててポケットの中揺れる告白
2
かすみたる山の端追へば川妬みわれ忘るなと水面ひかるや
13
行かないで! 門出の後の帰り道 どうか待ってて、まだそこにいて!
2
きっとそう なれるよ私、私達 お友達でも充分なんだ
2
二年越し答え合わせをさせたのに貴方は貴方でそうそのままで
2
ブラインド閉め忘れたから、ほんのりと、デスクが温い、三月の午後。
7
携帯も 本も見ずただ 穏やかな 景色を眺む 各駅停車
35
百円で 買った種など 蒔いてみて どうなるものか 夏が楽しみ
5
日光と 水と温度と 種と土 弄っていれば 何かが起こる
3
いい加減 家庭菜園 一か八 できるわけない 遊びの遊び
2
一日が 一週間が 一月が 一年が過ぎ 一生が過ぎ
2
春草
(
しゅんそう
)
も震へをる 長き余寒を耐へ 数多の水仙笑ふ弥生
28
怠慢のくらしの涯や花ちらし奥歯のひとつ疼く春ゆく
17
うつむいて、歩き、仕事から帰る時、脳内に流れる『やさしくなりたい』。
5
ぽんと出す持病の薬がひとつ立つおやっと思ういい日と思う
24
ごきげんの 朝体操の 帰り道 歩み止まらず 四キロ来ており
13
木蓮かコブシの花か迷いつつ自転車を漕ぐ鈴懸の道
22
サイゼリヤ。ノートパソコン打つ人を見ながら二個目のドリアを食べる。
3
孫らとの焼き肉愉し夢うつつ朝の目覚めの口惜しきかな
9
公園で 二人並んで 影おくり 晴れた空には 友の証が
13
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