チビ猫は ゆうやけ夕焼けさんとか みたいんだ はくれちゃったの じゃあ ねんねする
14
山脈を越えても越えてもなお高く人の営みちっぽけなこと
8
雲まといノコギリ歯のようにそそり立つ地球の呼吸雄大語る
5
大切なあなたをあの日失って二十一だけ増えた体重
8
ずっと好きなんてそんなの綺麗事そうしていつか昏い執着
13
露かかる網もて秋色引っ掛けて山辺に蜘蛛の紅葉狩りあり
14
三時間目に雨が降ります 自分勝手天気予報士 資格有
7
満たされる事なき渇いた魂が無表情の下叫んでるんだ
33
心臓に 悪いが一転 胸熱く 心動かす 強者つわものどもよ
10
自転車の サドルに触れて 思い出す 犬の鼻先 湿度とぬくみ
13
これはもう コーラというより 氷みず ストロー鳴らし 君を待つマクドで
12
月の道 横切る船は かげろいて 漁に出るのか 時空の旅か ③
21
海駆けて 渡れたならば月の道 金木犀の都に着かむ ②
18
海の上 低く明るい月があり 光の道が浜へと至る ①
19
煩悩の 断つ木刀や 修学ぞ 為す術も無く 教師の元へ
5
謂れある 黄金の国 ジパングの 俗説とやらは 今や幻
4
難病で 召されし吾子の 墓参り 心落ち着く 秋の一日
33
ゆでたまご剥いて剥いても薄皮が残る姿が私みたいで
8
例文の男女がどうも気に入らずハッピーエンドを書いて提出
11
散歩道ルート設定あれやこれどう変えようと熊が出ている
24
精神科 先人たちの苦しみの歴史があって今があるんだ
26
「春菊か」「いやこれ水菜」言うけれど 違いがわかる 舌持っとらん
10
ひこうきの澄んだ轟音そらあおぐ 青から白へこころは黄色
17
アイフォンを 使っていない 知り合いは ヒューマノイドと 決めつける俺
2
群衆にもまれるなかで僕らだけ手をふり分かつ深いサヨナラ
14
首謀者がばれないようにまんまるの回転木馬で悪だくみせよ
11
寝ていたら子供から棒でつつかれ右頬をぐりぐりえぐられた
13
愛だよね愛だよね愛愛だよね君にそう告げ呪いをかける
3
切り花のコスパ日割りで考えるそんな僕にも秋のひだまり
43
いい色のイケてる感じに破れたジーパンでひざを蚊に刺された
21