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虚しさが、質量をもって襲い来る。トクホのコーラであんまん流し込む。
7
いかにせむ眠れぬ子へと伝へよう 恐るることはないと言ふのに
9
八雲立つ出雲出どころフライパン 咆え猛るなり火災報知器
12
戻らない時を思へば相反す 静かに眺む珠の寝顔を
13
雲間から 覗く空は 青いのに 冬の次には 春が来るのに
8
南洋の日本兵らの陽除ケ帽 今園児らのうなじを覆ふ
20
くちびるを 噛んで溢れる 鉄の味 吐き捨て空を 見上げ流さじ
10
歩道沿ひ並びし
蒲公英
(
タンポポ
)
の黄花 散歩の犬目線の春かな
33
園児らのぶっきらぼーな歌声と 雲雀の鳴き音空に交差し
24
陽を浴びる 春の蕾に 指添えて ランドセル咲く 頃を待ちわぶ
13
ホワイトデーマグリットの絵の雲のようだと君が言う
5
ウメジロー 枝から枝へ 蜜の味 風薫る 梅の香こぼれ 春隣
4
寒かった今日振り返り汁物をコンポタとする米研ぎのとき
24
愛すべき者あればこそ 明日へと希望繋がり 今日を生きんとす
14
身を屈め目線合わせる水仙にご機嫌を問う迷惑かしら
28
目覚むれば二日で二尺の雪積みて春は一気に振り出しへ戻る
36
「誇り高き下等動物」君のことそう呼ぶことで怒り鎮めん
16
アレクサが流し続ける今さらにシティポップは時を
洗練
(
みが
)
けり
15
仕事柄常に眼精疲労ですおでこグリグリまるで拷問
18
決戦は土曜日なりと戯れにしも尾灯点滅無縁青春
9
ミサイルが 小学校に 落っこちて 百七十五 人死にました /米軍ミサイルイラン女子小学校誤爆
6
日の入りから日の出までの時間には、あなたに彼女がいるか気になる。
7
未舗装の石ころ踏んで土手をゆく菜の花の黄にくしゃみがひとつ
19
吾が足を他の亀かと思いきや 我が家の亀はじゃれつき登る
20
アンドロメダ銀河のことを語ってるきみの息白くって白くって
9
大阪の環状線は危険なり 円を離れて知らないとこへ(猫好き様へ忠告)
14
片隅に畑の雪は消え残りもう白鳥はいない
高空
(
たかぞら
)
25
忘れない 君はここにいる 受け継ぎし 孫のしぐさに 君生きており
16
ケージの隅おやつを隠している君の丸いお尻に朝日が当たる。
8
一日も 忘れずにいる 君のこと 一年経ちても きっとずっと
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