五年前夢をかなえて出ていった知らないひとが残したレンジ
1
時速200kmの白銀光線Solar Ray 網膜ごと眼球焼き潰せ!
1
ただ好きなものを集めてるだけのやつに負けたぼくは言葉をもたない
1
生きてゆくことに押し流されていく もったりもったり静かに泣いて
0
なにも生み出せないわたしに価値なんてないなら最初から価値なんてない
1
雑菌の臭いがしてる 気のせいか オレの臭いか 気のせいなのか
1
旅立ちの子等を見送る校庭の別れ惜しむか黄水仙撓るしな
0
はなむけにみんなで飛ばすゴム風船 大空羽ばたくことも春の夢
0
「離婚したらどっちの名字になるのがいい?」走るボルボの灰皿あふれる
3
うまれると知っていましたきみのこと〝 ソレ〟とは別だが気に食わない
1
とおいよる逸れたあの日窓のそと気付けばきみを思って耽ける
1
瑞垣のひさしき世より恋ひそめき妹とへめぐる芍薬の園
0
なにごとにも分けられもせぬ僕たちをきっと歴史は引き裂いてゆく
1
ホームドアはひらいたままの状態となっております雲間のように
2
モノを見る視線 みにくれる僕 確かめながらモノを見つめる
1
霧ふかきあさの根本中堂にふとくひびかふ勤行の声
0
漠然と面倒くさいが勝っちゃって目を瞑るのも億劫な夜
2
強風は恐怖乾燥飛散スギ感想悲惨経過警戒
2
感情を見せたらそこを弱点とするヤツ マジでムカついている
4
君の名が呼ばれてはっと振り返る いないことなど知っているのに
1
かくれてもむだだこれからこの町を包囲していくクラゲの群れが
1
「この歌がとても好きだ」と言えばいい 言葉にできず淀んでいるなら
3
通院の我に優しき花菜風 飛びつぐ蝶の生き生きとして
2
今を生くことの倖せ想う時君にと作るチョコレートケーキホワイトデー
1
なんとなく愁いうれいまといて春の日にセレナーデ聴きて余韻にひたる
1
春の陽につぼみふくらむ菜の花を 鍋に押し込む非道を おれは
5
いつだって何か書かねば生きられぬ 誰にも届かぬ歌を詠む午後
4
まじないとのろいの区別がつかずに解いてしまった今は亡き愛
1
元号もやまとことばになさつたら?それほどからがお嫌ひならば
2
ふと見ると パトカー 真横 驚いて 乗ってた警察官は落ち着いていて
2