愛だけは夜のぼくすら救わない そう知るために一生を賭す
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カタバミがパチンと種を飛ばしてる いつか芽を出す言葉のように
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母という なにか善きものらしきもの 恐るべきもの 恐ろしきもの
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目薬をさすときどこを見ればいいのか分からずに悶える日々よ
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肉体ははかなき器橄欖山登りしのちの睡魔はげしき
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杉の木を思うと涙が止まらない 愛しさ?いいえ明確な殺意
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ペンをとり本音という名の季語を入れ 心の四季を自由に綴る
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ふるさとに訛りはなくて啄木になれず渋谷のすみでぼくらは
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のんびりとただのんびりと歩きたい真昼の月の人ゴミの中
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肉じゃがを作れば君は食べるか、と想像だけの日々は続いて
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ああ 空が泣き出しそうだ 泣いちゃうと辛くなるなら 泣かずに過ぎて
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暖かく 睡魔のすきに春の昼くしゃみのあとに夢襲いくる
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弦月を眺め思うは郷の海しけき無数の凍て空の星
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手を振りて門出を祝ふ母の春 嬉し涙をそっと拭きけり
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青春を埋葬したい輪廻へと至る手段は棺の奥に
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ああ推しよ、何故にあなたは美しい? 巨悪の祖であり死ぬというのに
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ペンギンも飼育係りもなかりけり避難命令解除いくとせ
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乾きたる我の心を癒しくれ邪心もなくて雀たわむる
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簡単にパンとチーズとハムだけで済ますご飯ドイツ語でカルテスエッセンって言うらしいも気楽で良いぜ
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春告鳥 やうやく心定まりぬ運命さだめのままと心に聞かす
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恥じらいの唇紅し君の春今かがやけり旬の青春
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生物は未明に小林ハイツから街に出るなり人語をしゃべった
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職員室呼び出されたような気持ちになるけどすきだよ。しんじてほしい
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ドレミファソラシだけの世界 半音が足りない僕と多すぎる君
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我が故郷さとに違はぬ海松色みるの列車さへ 遠田人とほたひとには違ひぬるかな
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薤上の露も干にけりなつかしき友の訃とどくはるのゆふぐれ
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哀しみと切なさと愛を材料に春のレシピを作ってみました。
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未だ見ぬ夢にまで見た贅沢は カニの甲羅に入ったグラタン
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ままならぬどうにもならぬ出来事はチャッとまとめて宇宙にポーイよ
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短歌とは心の部屋のインテリア ひらめき 歌へ変えて眺める
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