Utakata
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ましゅまろ
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大学から言葉と向き合いはじめました。まだまだ拙いですがよろしくお願いします。
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午後9時に カフェに入れば あの席に 探してしまう あなたの姿
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遊ばなきゃ いけない クラスの せんせいに いわれて 遊ばな くてはいけない
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地位名誉 よりも綺麗な 口金が欲しい 大きな夢より クリームを描く 私
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しそこんぶ ごまつきしおむすび もち麦に 春の七草 まごころパック
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牛乳と バニラと たまごと カラメルと 小鳥が鳴けば あなたと ウフ・オ・レ
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青空に これから実る みかんの木 おひさまだいだい 未来は実る
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抗がん剤 ごめんねと泣く母 抜ける髪 美しい頭だと 「」は思った
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わけもなく ぬいぐるみ集める 従姉妹の子 聞くときちんと 名前がついていて
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自由が丘 発の真っ赤な 東急バス 2人で座って マフラー巻いて
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ダウンコート すり抜けるような 寒風に あたる私を 待つ母の鍋
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書店員 お客様から 受け取った 硬貨の冷たさ 実感する冬
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幽霊に なりたいそれは 死にたいと いうのではない なにでもない 私
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部屋の中 早く見つけて 欲しかった 愛する人に 寂しい私を
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楽しんで 二十年後も ただ少し 私の不在を 感じながら
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ねがいごと 誰か、私を 抱きしめて メールよりも 電話よりも
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駅蕎麦屋 敢えて立ち食い 選ぶ衆 温いかけそば S 三百円
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こっくりと 砂糖を入れた くるみパン あなたはつれない 甘くない味
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たまご割り ミルクを入れて バター敷き ふわふわオムレツ あなたを待つ夕
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いいのかな? あなたが私を ぞんざいに 扱うから 今 違う人の隣に
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生きている 「死んでもいい 命など ないから」という 最低な理由で
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あまりもの 野菜を入れた スープ鍋に コンソメひとつ 美味しくなあれ
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遠くから 私はあなたを 見てるだけ そのだらしなさすら 愛おしくて
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詩集より パウル・ツェランの 作品を 読みユダヤとは 何か問う思考
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教科書を ぎゅうぎゅう詰めた 学生鞄 肩に食い込む 紐の感覚
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もしも話 電車の席で あなたを見つけて 隣にそっと 座っていたい
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千匹の 蝉が頭に 取り憑いて オケみたく鳴り 私は死んだ
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あなたの 弾くピアノ聴き 嫉妬する どうしてそんなに 愛込められるの
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12歳 までしか乗れぬ ブランコに 乗った、私は 23歳
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泣きし夜 こんな時こそ 一句でも 短歌詠めれば 楽になるのに
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幸せに なりたいだけだ ふたりきり あなたの声を 聞きたいだけだ
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