アプリからおすすめされた天才を見て俺もなにか熱する何かを
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くらやみにひしめく星は血走ってわたしの罪をつまびらかにする
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麦畑でミットを持ってジンを飲み文学みたいに生きていけたら
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立て続く 学級閉鎖に 教室は 静寂の中 彼等かれらを待つ
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ひとに ずかしながら 嗚咽おえつする 女々しい我を 誰も見ないで…
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あったかや小さな家のお風呂でもあったかやあったかや
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冬空の 星のまたたき 何を問う 生くる人みな 等価交換
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刻々と終わり近づく冬惜しむ いつものウォークで汗拭いつつ
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スーパーで売り切れていた焼き芋を未だ悔やんでる午後八時過ぎ
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病床の 妻と分け合い 食べた美味 いつの時代も 桃の缶詰
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二時間の休戦協定発効す来客という特使などいて
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アルファードのニュースがアルフォートに見えて どんだけ甘味に飢えたる我は
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朝方のあまりに酷いドライアイほろほろ泣きて朝パンかじ
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姿勢良く座っている車内 退職を迫られた帰り道にて
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見えないからって調子乗んなよ いつまでもいつまでも吹け 俺たちの風
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特別に教えてあげる あのハトもみかんも俺もお前なんだよ
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花冷えが何だ 遺影を入れる額の方が冷たい 毎回冷たい
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痛い事情わけ、相手が持っていても 平気で悪さする姿に理解拒む
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日当たりも水はけも悪い場所だけど置かれた場所で咲いております/題『花(テーマ詠)』
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やっと泣くことができるね強くしたシャワーと流す今日の悔しさ/題『やっと』
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飢える身も心も満たす御飯時 好きな食べ物 命なぐさめる
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「辛いね」と撫でられたくて見せた傷も 酷な他人には醜い汚物
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「女子だから」 スカート穿いた あの頃より ズボンの私が 一番「私」
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耐え難い辛苦がなぜか心地よい 痛む傷が肯定されるようで
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もう傷を負いたくない恐怖が生んだ潔癖が汚す視野と情愛
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懸命に言葉尽くし吐いても消えず増える生傷 めぐる闇の中
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何もかも手遅れだろう。だとしても、ハチミツを飲んでおく(念のため)
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生活を支えるネジの一本を作る人へと賛辞を贈る(浮世離れした世界は虚無)  
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ガール・イン・レッド?チャペル・ローン?どっちでも良いよただ君が好き
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支配するものにいつしか縛られる君が手に持つその板とかさ
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