おそろしさ 恐怖、不安と無力さを 全て抱えて 私は やるだけ/最終面接
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スケート場 跡地に繁る 夏草は 氷の日々を 覆いて高し(白久にて)
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主のなき部屋にたたよふ在りし日の家族の影のとほくこだます
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そら豆のそら豆色は初夏の色誰も文句は言えないでしょう
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笑うのはいつの日にした約束か 便箋はもう売り切れていたよ
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もういない『人っぽい猫』君からはどんな私に見えてただろう
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海望む道を小走る夏の風 記憶仄かに大滝メロディ
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この膝がやりたいことを受け止めてくれると信じ今日も体操(リハビリ)
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枝渡る声は聞こえて群猿(むらざる)の影奥深く茂る夏山
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物憂さを纏ったスーツを身に付けて駅までの坂を黙ってのぼる
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上葉(うはば)漏る月の雫(しづく)に驚きて枝飛び移る蝉の一声
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芳醇な香に導かれ庭隅の竹柵に咲く白藤をみつく
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打合せ 終えて夜風 浴びながら 貴女の笑顔 想う週末
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あらし過ぎ 瘡蓋(かさぶた)剥がし また重ね なに食わぬ顔 凪を疑ひ
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あの人に聞こえない距離分かってる それでも夢で会えますようにと
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珈琲に深きため息染みていく 黒に混じりて悩みも溶けて
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何事も 国境越えは 当たり前 殻の中にて 少し侘しき
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絹さやを嫌というほど食わされた 実家の飯のああ豊かさよ
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初夜(そや)の鐘 双子並(な)み居(ゐ)る 西の空 秋は来ずとも 映ゆるきんもくせい
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中庭の プール掃除を 眺めてる 俺に向かって キミが手を振る
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黄色透(す)く花びらうすく咲きなびく初夏の薫りの花は爽やか
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放たれた稚魚さびしげに漂えば掬う手のあり グループLINE
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宵の口 帳に灯る 蛍火に 腕(かいな)を伸ばし 星を取りけり
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真夏日や 草引き買い物布団干し 湿度低きにまだ救われて
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夏なのは暦の上のだけなはず五月は春のはずなんだけど
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トンボ来て夏だと思う五月晴れ 孫(こ)の見送りに庭に出ずれば
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遠きより訪ね来し孫(こ)の労いに婆の手料理卓に並べり
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教室の外側の匂いのする本を内側のきみは好きと笑った
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亡き母の おはせし閨に ひと夜寝て 鶯の声に 目覚めけるかも
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久しぶり そんなに訛ってたっけ、君 たまにはこっちで リセットしなよ
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