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久しぶり そんなに訛ってたっけ、君 たまにはこっちで リセットしなよ
4
行き迷う街辻々に風巻きて漢神居たり
疾風
(
かぜ
)
巻く辻に
7
枝垂りおるこの花朽ちて程経にし饐えたる香にも夏は立ちたり
6
陽は強し
南風
(
はゑ
)
やや涼し 皐月
半
(
なか
)
明朗に開花すアマリリス
28
人も木も
種々
(
くさぐさ
)
に花の 咲き満ちて 時うつろへど
永久
(
とわ
)
についなし
14
俺たちは
N
I
S
A
のことも知らないし 口づけをする術も知らない
8
「面目」もあるうちなれば「ない」もあり 行方不明になりて久しき
14
男は言う なんでも三年続けるべき 二〇〇歳まで生きるつもりか
5
「ねえ聞いて」夜中に天使が揺り起こす「きみが逃した魚は小さい」
9
渋滞で 商談相手 待ちわびて 珈琲ゼリーで 自分を見つめ
21
レンジにて 魚が焼ける 調理器具 もらった夜に つまみ塩サバ
28
若き穂の 玉蜀黍の 指す空は 梅雨入り前の 未だ薄き青
16
桜咲き 春にはぐれた 夜ばかり 冷えた右手を 隠して歩く
7
物忘れ 激しくなれば 何もかも 忘れてしまう 末恐ろしさ
4
一週間 短すぎると 思ったら ぼーーとしてる 証拠でしょうか
3
akats
8
自治会を なくしたところ 組長が 集まり長い 討論の末
6
側溝の 農業用水 漏れ出して 畑潤す 問題ですか
3
「ボケたので役員外してくれろ」といひ「みんな同じ」とにべなくかへり
17
毒ガスを撒布する空青々と仔犬尾を振り寄ってくる
8
「きみはこういう人だから」って全くの的外れ あれ、嬉しかったよ
7
祭り日の笑顔溢れる港町 寂れた場所に
一時
(
いっとき
)
の賑わい
17
悲しみは部署の宴会遅刻して部長の横しか席がないとき
21
恨めしや一つしかない持ち歌を先イケメンに歌われるとは
12
悔しきは昔後輩今上司憐れげな目で人を見るとき
7
上書きの出来ぬメモリー捨てたくも引き取り手なし、替えもまた無し
13
自転車を土手に寝かせた七人の侍の腰にはフリスビー
10
荒野より静かな部屋でひしがれて幼児の如くプリンをしゃぶる
9
夏到来 街のあちこち サンダルで 闊歩する人 横目に仕事
21
生きてしまう 生まれてしまう 人間の 強さか弱さか 八日目の蝉
11
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