ベランダで煙草燻らす君の影染み付く椅子は凍えたままで
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家族皆 寝静まってから こつそりと 起きて眺むる 星空が好き 
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天秤にかけるは息を吸ういとまと思考を放棄するせわしさ
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辛い時 通ずる想ひ 恋を詠む 百人一首は 時代を越へて 
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『やさしいね』言われて嬉しくないけれど他に言う事無いからだよね
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ぼく泣くよ一週間後 二週間後にユウイチは転校するの
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どうしたの?笑って見てはヒソヒソとこっそり教えてくれたら良いのに
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人間は間違いばかり起こすから見て見ぬふりはやめてみないか?
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生まれたら終わりみたいになっちゃってこんな子供でごめん母さん
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夕焼けに照り輝ける雪山を共に見たしとビデオチャット
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ねこ母は ついついうっかり3杯目 もつ鍋だもの もつ鍋だもの(笑)(でも正確には2杯半!w)
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どうしても焦げ茶のタイトスカートタイトが欲しくって 何が何でも意地で見つける!
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澄んだ空遥か遠くに雪の山 御岳なのかな?きみと眺める
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嗚呼今日は昨日の分もあったまる遠慮無用の独り暮らしよ
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本棚に並んだ本を眺めれず電子書籍はちょっとつまらん
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ジェシカではいられない声色放ちたとえば髪の色が似ていて
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看板の赤い跡だけ「ですから」と四角く怒る守りたいのに
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垂れ流す動画を聞けた時に咲く睡蓮 落ちる椿もあった
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夢も見ず深い眠りに落ちたくて 妻に隠れて眠剤を服む
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この世行き最後のバスを見送って案内板の星の字を消す
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ゆるやかな丘の連なる英國の夏の夕べはどこか哀しき
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ストーヴで手焙りをする ふと見れば 油量計はゼロを指して
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背骨冷え肋骨痛む寒夜にはカンフル剤の温酒ぬくざけと風呂
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図書室に いつもひとりで いる君が いつも読んでる ともだちずかん
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忘れじと 思ひ出書いた 手帳すら 何処かへ失くして しまったやうだ
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乖離かいりする心と身体の闘いよぼくは死を抱き起きるしかない
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一年が 過ぎゆく時は 早けれど 大事な一瞬ときは おもむろに
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老眼鏡めがねかけソファで足組み本読めば「ハイソな感じ」と死語宣う夫
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夜明け前坂を登って高台から眼下に見える寂しいホーム
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恐るおそるホロスコープを読んでみる知らない人を僕と名付ける
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