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似てるから 優しかったあの人たちに どうして動悸が そんな理由で
8
ひび割れた瓶からこぼれ落ちていく ただ境目がなくなっていく
7
津波への注意解除とラジオ朝警報聴きつつ眠りに落ちて
20
グダグダなバンド演奏愛おしい 若くもあったし昭和だったし
9
自販機が応えてくれぬ けふもまた かざすスマホの悲しくゆれて
18
牡丹雪に見紛う野に咲くサザンカの真白く光る朝の冷気
28
祈りには何の機能も無いけれど捨てられないからゴミにも出せない
12
たくさんの御守りぶらさげ 神様がいない世界は歩けねえってか
8
積読が崩落するか無事なのかまず気にかかる震度4かな/無事でした
24
いつだって職場の床は針の山 脳はプチプチ刺激に弾け
21
垣根越え
山茶花
(
さざんか
)
の花
紅
(
べに
)
さして
含羞
(
はにか
)
むごとく 路地にこぼれおち
13
指が出るルビンの壺のような背を出発点とし滑らかにゆく
5
金木犀
(
モクセイ
)
の終わりて寂し 散歩道 椿の白の美しきかな
26
地震
(
なえ
)
ののち寝返り続く幾度目か
考妣
(
こうひ
)
ならびて静かに座せり
26
テトリスだ 押し込まれた 満員電車 今日も消えずに ゆくぞ仕事へ(帰りたい)
14
予報士がこの冬イチといった朝 マシュマロマンで暑しはずかし
13
頑張りすぎ注意報は でていない? カフェオレが我に 注意喚起す
16
ライブ服 昨夜決まりて 体型は キープするべし 体重はいいから
12
北海道の 友の身がまず 案ぜられ 挨拶とともに メッセ飛ばせり>地震
19
ちま猫ちゃん あさからうろうろ していたよ おかおがチラッ おかあちゃん おきた?
14
街中の
B
G
M
がワムだらけいやまてこれは本家ではない
22
兎に角も 『共時性』てふ幸運に 今日の一日 賭けてみようか
15
池の
傍
(
はた
)
葉も艶やかに石蕗の凛と咲く黄に元気もらいぬ
34
うりざねに長躯の女性大臣のメモなし答弁や涼やかなりける
8
死にかけのピアスホールにねじ込んだプラチナリングが風に揺れてる
9
アラームを止めた切り 二度寝に嵌まり 温き毛布の 冬の誘惑
23
「膝栗毛」三日読んだら
伝染
(
うつ
)
ります お
ゑど
(
江戸
)
言葉にべらんめ調が
19
「看板は女ばかり」と子が糺すフィリピンクラブ男の楽園
10
背にけはい手持ちぶさたの店員と胡蝶蘭たつカウンターひとり
12
みかんむき一房一房食べるのは
めんだふくせへや
(
面倒臭えや
)
三房で三口
18
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