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真夏日の ローズガーデン 多彩なる 薔薇も人も 満開御礼
10
ブーンブン濃い山吹に隈取りがメンチを切って我身固まる
6
霧深み我が旅の
路
(
みち
)
見えなくに
路傍
(
ろぼう
)
の花は美しく見ゆ
11
予定なし すこぶる快晴 鳥のように どこまでも行け 私は自由
9
約10分 ねこたちビビりて 逃げ惑う 半年いちどの 消防点検
25
ひさびさにサンダル履いて 靴擦れて 夏はもうそこ 慣れにゃならぬと
22
一人でも楽しいけれどもう一人共有するのも心が豊か
28
アオザイのカフェの店員微笑みて花はどこにいったか探す/ベトナム戦争を思い出して
14
探すほど居らぬ目当てのあの鳥は探すの止めて座ればそこに
21
新ジャガの
美味
(
うま
)
さコロッケに詰め込みて 君を待ちおる
今宵
(
こよい
)
の
夕餉
(
ゆうげ
)
20
花揺らす風が過ぎ去り猫あくび世は事もなし靴下に穴
11
あの頃と三倍高値な塩鯖に値引きのシール客は正直
17
くちびるとくちびるの間に横たわる沈黙と消えない煙
7
旧暦じゃ今日が四月の一日だ夏の始めだどうでもいいけど
6
575 上の句にある 日常を 77という 下の句で笑う
3
ハット卿管理能力疑問だよ トーマス崖に落とされてたよ
8
五月
半
(
なか
)
真夏日きたり エアコンの重ね着するや 衣替え前
16
指先が一つ欠けてるいい男眉間には
疵
(
きず
)
背には倶利伽羅
7
朝靄に 紛れて歩く 横顔を 追えばほどける 靴紐ひとつ
14
妻の背の思いの外にやつれおり なでてやりたき 琥珀の酔いに
25
この空の蒼の重さと夏の
陽
(
ひ
)
に おろしたシャツの白で抗う
27
近頃は「二季」がふさわしヴィバルディ 音楽だけでしのぶ春秋
27
読まないで 積まれた本の 背表紙を 続けて読むと 叙事詩のごとく
11
黄緑の スクールゾーンの 看板に シールが貼られた 電信柱
5
夏盛り 通り雨過ぎ 陽炎の 光り滴り 露と消えぬる
4
皺寄れるシーツに残る異国文字 四十年ののち朝を起こせり(松任谷由実「時のないホテル」より)
5
安らけし寝顔の髪を指で払い 皺寄るシーツ 煙草火を消す(松任谷由実「時のないホテル」より)
7
あまりにも真面目に過ぎた平日を捨てて怠惰と駆け落ちをする
26
時迫り 声よ届けと ただ願う 姫を冠する 署名送信
15
古希過ぎてあと何回と指をおる スマホ機種変ワールドカップ
20
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