顔知らぬ 曾祖母歌ふ アリランに 来日の理由わけ 想像してみる
12
三十路にて 初めて知りし 秘匿なり 今際いまわの祖父と 韓国戸籍
11
真っ黒なアイのマスクでビッグバン 宇宙の夢は全て黒から
13
ガシガシと腐葉土食べて脱皮する空に輝く樹液を見つめ
19
菜園の 大きく育ちし白菜を 両手に抱えて秋空眺む 
24
目に映る錆びた線路の世界線 未来は無数vs僕の決断
12
美容師が どこかに行った 瞬間に 目を開けて見る かかり過ぎだろ
5
美容師が どこかに行った 瞬間に 目を開けて見る 刈り上げ具合
3
聞いていい 私のどこが 好きなのよ 鼻と答えて キミは固まり
2
覚えてる 歌詞とぜんぜん 違ってる カラオケ入れて グタグタになる
6
湯気立てる深夜に食べる罪の味きみと頬張り共犯者だね
6
僕が君みたいになりたかったことを 君は喜んでくれなかった
6
お帰りの 声聞こえない 温い居間 カーテンの中 息子の膨らみ
8
思ひがけぬ娘二人の帰省あり妻がたちまち母へと変はる
16
もういいかい 星に隠れた 君に問ふ 必要のない 未来抱えて
7
湯たんぽを注ぐ腕にも頼りなく漏斗の的を外れ湯気立つ
35
数日を朦朧として終えた悔い早めの風邪薬から飲まれる
21
もうすでに 最低気温 プラスなら ちょっとマシかも など思ったり
3
参ったな 言葉紡ぐの楽しくて 試験勉強が手につきません
6
前から人 先に避けるのはいつも自分 たまに失敗 増える後悔
5
「あたたか〜い」押したら君の心にも ほのかな温もり届けばいいのに
8
恥さらし 生きる価値なし ろくでなし 「そんなわけない」←そんなわけない
4
すずの気持ち 痛いほどよく 解る気が 「やっと歌えた」その一言に>『竜とそばかすの姫』
13
離れてるから俺の代わりにそう言ってくれたストール三年目/寒くて登場
18
散歩道銀杏が結構きれいだと旅の思い出薄れるようで
6
窓辺から 星を見あげて 無になって 画面に向う 課題山積み
27
豆乳は一日コップ2杯まで一杯までという説もある
6
気がつけば 朝から食べず 夜半すぎ チョコパイ一つ そっと噛みしめ
26
打ち合わせ 終えてカフェで メール処理 右手にチャウダー ふぅーと息噴く
23
冷え込むと予報の出ている午後晴れて閃いて行く金色の蝶
12