かなしみをふきよせたよな冷たあめ 秋のおはりの冬のはじめの
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夕暮れの窓に橙 柔らかなグラデーションに包まれた時間
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朝一番 霜を払えば 笑む赤手せきしゅ
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洗い物 山ほど溜まる 十七時 未だパジャマで スマホをつつく
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枯葉達彼は立ち 冬模様に きがえゆく行く
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満天の星 言うことは無き 満点だ
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軽い体でもう辛くないね どこまでも走ったらまた戻っておいでよ
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コロコロで何気なく掃除していたけれど 今では拾い集めてしまうよ
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何食べる? なんでも良いよと 言ったから しっかり食べてね 練乳焼きそば
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ここに居たあの子の跡が大きくて 嗅いで眠って埋もれていたい
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人寄ればくまくまくまの話だけ柿の木見上げ車を降りる
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セット売り洗剤で膨れた鞄 生きる理由ができてしまった
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かぶりつく大きなチキン美味しいと笑うあなたと幸福の味
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最早もう 靴とは認知 できぬほど 尖りに尖る ルブタンの鋲
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憧れの ハーマンミラーも 結局は 我には分からぬ 現代アート
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顔だけの 像横たわる 凡人の 我には分からぬ 現代アート
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痛みに色がついたらさぞ彩るでしょうね
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ジャケットの ポッケに何か 入ってる 一年越しの ホッカイロかな
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ひとなみに『元カノ』などと呼んでみる ただ懐かしき 幼馴染を
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民家からソナチネ聴こえ私には幸福などはそれで充分
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この世とは切れてしまうよ白々と線路伝いにすすきほの揺れ
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反論を飲み込んだ日のスーパーで長ねぎグッと折り曲げている
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川辺りに 居並ぶ特級呪物あり 調べてみれば芸術作品現代アート
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ラテアートぐるぐるまぜてきみはきみを探しているんだろう 深淵
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ジハンピで コンポタひとつ買ったとて 悪くはあるまい いつも売り切れ(ただいま!😸)
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振り返ることなく静かに歩むふたり決意の別れ背中が語る夕暮れ
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さよならも告げずに遠く去る影が別の道へと音もなく散る お題・別
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くにぐにの いさかひあらむと おほき人 たがひにつどひ あきれむただひと
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毎日を 地層のように 積み重ね いつかは終わる 訓練試験
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クラシック 理路整然と 美しく ついていけない 気品の高さ
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