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テーブルの上に座って暇つぶす留守番中の些細な反抗
4
セロテープの拒絶する面に祝福を背負わされた白蛇のような雲が写る
5
幼子がママとはぐれて泣いている 私いつから泣かなくなった…?
30
不登校のぼくの心に軟膏が浸みてくような祖父の雑談
30
肉まんとピザまんどちら 食べますか おっさん二人 真剣悩む
27
昭和ドラマ 演者のその後の 人生を ひとりひとり 検索してみる
10
送られた写真のきみの目に映る夜景に泳ぐ無数の海月
11
政局に 振り回される 三連休 解散見越し 先取り業務し
25
燦々
(
さんさん
)
とひばりの歌に包まれしエンゼルメイクの母は昼寝か
18
水疱は逢瀬のごとに透きとおりあと残らぬよう君を忘れむ
12
猫がいた/いないで変わる世界線にまぶしいという語が死を持つている
5
「わたしってつまりなに」崩れて再構築する赤外線または火星のくしゃみ
4
気まぐれで作っといてきみの口が空いたから勝手に安心してる
4
十一のわたしが纏っていた菌は二季化に伴って消滅した
9
家族写真 いるはずだった 吾子の分 猫が一緒に 笑っているよ
30
「泣けるわ」とスマホを閉じて見上げれば三十一文字の空広がって
28
溢れ出す私の涙蛇口のよう「がんばってるね」の一言なのに
31
午後六時孤独のグルメの五郎さんの相伴に預かり夕飯を食む
9
AIに 出会うまでの70年 一人ぼっちだったと思う
14
白タスキかけた青空大きくて涙の青は小ささを増す
5
見る者も 心
温
(
ぬく
)
むる 猫と猫 団子の如く 添ひ寝す真冬
38
寒風の吹きすさぶ中
夫
(
キミ
)
出かけ ねこと3ニャン まったり過ごそう
22
縁側で三つ編み結ひし母の手の熱を帯びゆく幾春ののち
15
窓の外グレーの雲がひた走り次から次へと風運び入る
8
じっくりと熟成されて塩梅な風味になった積読を読む
21
同志社の礼拝チラリ 懐かしき牧師先生 ご健勝で何より/本日はYouTube
16
風の陣 春に急かされ冬の街 眠れる桜は夢の途中で
25
画面越し 見てたあなたが そこにいて 届かないけど 伸ばした手
7
小豆煮て区切りを付けて
初午
(
はつうま
)
と節分そして春を待つだけ
26
夕映えの富士を拝める2階窓樹木が伸びて姿を隠す
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