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四十年ぶりにひく手の大きくて しとどに酔いし息子を送る
22
トゲトゲともらった
花束
(
ブーケ
)
今はまだおもひでならびに君を捨てられない
6
響かない無意味の声を並べてる 自然淘汰の裁きを待つ身
7
年越しの 妻が煮る蕎麦 腑に染みる 元日の
夜
(
よ
)
も 心引かれる
9
ぞろぞろと ぞろぞろぞろと ぞろぞろと ぞろぞろぞろと ぞろぞろとひと…
3
言葉ってそんなに神様なんですか?
lim n→∞ 短歌≒私
(
歌を集めても肉になれない
)
5
CM
で午年であることを知る 貴方もきっとそうであるはず
4
幼き日親に年玉預けるを思い出してもどうにもできずに
8
山ありて登らぬ道など是非もなし挑む一歩をザクッと刻み
21
お年玉 渡すや否や 姪っ子が 嬉しさあまって ぴょんぴょん跳ねた
13
目が覚めていちばんはじめに触れたものを愛そうと決めた冬の日
7
冷え切った手足と鈍い肩片目 火葬場で這って温もりをばと
5
あらたまの年の初めの星空の兄はどの星
去年
(
こぞ
)
に召されて
31
リッツにも 負けぬご馳走 義母作る 角煮は絶品 三切れ食べた
21
明けたねと トイレに起きた リビングで 息子と少し 話して寝る
10
独りだとめでたき一月一日も只一年のとある一日
13
十五人揃いし正月わいわいと
九十九歳
(
きゅうじゅうきゅう
)
へ二歳のあけおめ
20
こんなキャンプしてみたかったとはしゃぐ父 おでんとあったまったどぶろく
12
咲き残る白き茶の花 初に見て ウォーク始めの褒美となりぬ
30
後ろからそっと近寄りおさわりをして猫に怒られお正月/平和です
24
初仕事 終えてようやく お雑煮を 味わう時間 有難き夜
32
暖を取り 心を休め 包まれば 辛いを忘れ アイスをぺろり
9
「離婚した」ショートケーキを食べながら昔みたいに君とおしゃべり
9
年越しの天ぷらそばを食べ終わり除夜の鐘の音かすかに響く
13
ふと思い 逸る焦燥 感じては 福が届けと 祈る年の瀬
6
神様におねだりをする初詣さて賽銭はどうしようかな
19
来ぬ君へ想ひを込めて歌います「泡沫慕情は浮世の空へ」 (チャラララ〜♪ )
16
昨年に 納めたものも すぐ初め 止まることなく 今年は進む
7
再現を
試
(
こころ
)
むる 今年の雑煮 祖母の味へと 一歩近づき
25
薄明かり 初日の出を待つ控え室 外で焚き火にふーと吹く音
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