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hikar
3
我トロ火 角煮おでんに 向くなれど 強火チャーハン 向かざるなり
5
熱き身に信号変わりペダル踏み風に包まれ生きた心地す
16
土砂降りに濡れて冷え込むチャリ旅へ啜りし熱きラーメン染みる
14
夏の宵流星零れる瞬間にビールに触れた君の熱感ず
15
一番ベター 一番ベター あの人がやめても伝播される口ぐせ
6
電車にて舟を漕ぐたびなかなかないね妻との会話
3
清流は常に汚濁にまみれおり清い流れの根本なりし
5
エアコンの休み時間に僕たちは 汗という名の感謝を記す
11
自転車で競り合う若き子に我の背を見せ千切り悔しさ授け
14
ラジオ体操
今夏
(
こんか
)
も来たよ 中学生 若さが加わり 活気増しゆく
13
羽やすめ河口の葦に留まれる今年最初の麦わらトンボ
7
暑い夜の週末街道沿いにあるマクドナルドは誘蛾灯か
6
チャンスですこの際みんな離脱して自由になって暮らしてほしい
16
拙さをひとつも許す懐で 短歌は今日も息をしている
7
微睡んで読みかけのままの頁から夏が零れて八月晦日
20
年寄りが去って家空き人いない地区に夏来て蝉声うつろ
16
料理して余るほどなら収穫時 始末すればと思うけれども/キュウリナス採れすぎ問題
12
怪しげな空色 遊び足りぬ幼き
吾
(
あ
)
に 容赦なき
驟雨
(
しゅうう
)
落つ/昔日の記憶
19
七月に巣立ちを迎えた仔烏の少し甘えた声響く朝
6
夕方になると聞こえた不揃いな祭囃子が揃う七月
9
くたくたの
Tシャツの裾で汗を拭く信号待ちする少年のヘソ
17
ただ青く 澄んだ透明 受けた水 氷とともに 喉に流れる
8
愛らしき内親王がおられるに 十一宮家の男を養子?
18
かたくなに椅子に座らずベッドにも腰掛けないでおりあの患者
6
真夏日の報道を見てカーディガンの袖を握りしめる友達
4
効きすぎた冷房に裸足晒しおり大部屋にたった1人と1冊
12
「養子募集・後宮あり」の貼り紙に 家系図改竄トライしてみる
12
青春のド真ん中で後ろから見てる傘の水玉
5
「数殖やせ」典範改正その趣旨は 畜産農家の悩みに似たり
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