Utakata
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蕎麦ぼうろ 素朴な味に 笑みこぼれ 会話も弾む 晴れた昼時
29
和カフェでの 講師と話が 盛り上がる 珈琲に飽き 柚子茶をオーダー
21
風邪の子に焼くオムレツの甘い香と休む仕事の後ろめたさと
49
突然の 降雨に迷う 学生は フードを被り 駅へと走る
26
いつもより三割増しの大きさで月は静かに側に来ていた
54
麦飯を炊く湯気にさえ形なく やがて近づくアラームの音
9
失って改めて知るありがたみありふれている日々だからこそ
10
見下ろした舗道に
映
(
うつ
)
る灯のあって今日の終りはいつからか雨
14
うまく生きるための方法は、死ぬ為にもなったりするんだよなあ
7
廃れゆくただ白い墓夢に見る手首いくつか数え笑って
9
リロードを繰り返しても繋がらず浮かんだ歌も泡と消えてく
15
月満ちるはずの夜空を覆いたる いけずな雲に送るため息
32
「あんまり好きじゃない」嫌いと言わない君のやさしさに触れる
11
老友が
三人
(
みたり
)
浸かった銭湯で お互いの腹こっそりみくらべ
31
鏡見てこんな顔ではなかろうと目を見開いて皺伸ばす夜
26
雲透かしスーパームーンなお
眩
(
まばゆ
)
冷たく澄んだ空ならばなを
24
お向かいのママと坊やは外に出て満月の中にうさぎを探す
32
花は咲き身を繕って枯れてゆくメメントモリと胸締めつける
8
君 の そ の 純 真 な 笑 顔 欲 し か っ た ポ ケ モ ン カ ー ド 握 る 甥 っ 子
8
同じ月観てるんだねの糸電話今は思い出スーパームーン
17
上司から 注意を受けた 下駄男 もう
庇
(
かば
)
いきれんわ 一生履いとけ
4
そびえ立つ ビルの間に間を 縫うように 気忙しくゆく 地上戦士たち
7
親友という関係を壊したのは 多分私からなんでしょう
9
潮騒に耳を澄ませば珊瑚の声千年の物語を語りつつ
7
波の底 色が織りなす 夢の園赤桃白黒と 光り息づく お題・珊瑚
4
インディゴに すでに染まりし 夜の街 あの日のカフェを 探し
彷徨
(
さまよ
)
ふ
25
紅葉
(
こうよう
)
は 赤き金魚の形して
碧空
(
あおぞら
)
の池で 泳ぎ舞い散る
34
一日の 三度の食事 同等に 短歌で心を満たされをり/Utakataを開く時間が大好きです
26
熊被害連日連夜報道される共生できる明日は来るや
8
赤、青、黄 ルールを知るのと同じこと 命が尊いという欺瞞は
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