アゲハ蝶 そつと止まってくれぬかと 指を差し出し あららザンネン(笑)
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はじめての落語に挑む夏祭り 弾けてろうあの子が来てる
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楽な時間とき  与え心を 揺らすより 楽しみ笑い わたしを咲かす
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静寂と冷たい本の香りから逃げて扉を開けてまた、夏。
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既読つくラインの通知、スマホ持つ手が攣りそうなほど待ち侘びる
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クネクネとうねる道筋その下の暗渠を思い共に流れる
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盆休み控へし 残暑の通勤 実家に待つ父母 思ひ浮かびて
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あと三日 息子帰省の予定あり 納戸と化した部屋の改装
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八棟の光り輝く夏雲の十一階の影深む街
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庭の端 茗荷がたんととれました 酢漬けにしよか 味噌で漬けよか
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エアコンの温度を25℃に下げたのにこの部屋暑いんですよ
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悩んでたことがなんだかちっぽけに見える日のあり 映画を観に行く
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移りゆく 車窓の景色を 眺めつつ そこで暮らして居る民思ふ
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背を向けた 名もなき過去と わたしごと 振り向きもせず 影だけ連れて
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神戸牛 アワビと鯛に 天ぷらも 豪華弁当 カップ麺恋し
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贅肉は贅沢な肉と書くのだからきっと私は大富豪
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雑草と言わせはしないツユクサの青さえ冴えと残る軒先
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肩書きの鎧を脱いだ夏のよる涼風すずかぜこころに身もまたかるし
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盆踊り 浴衣鮮やか 橋の下 ロックにのって 華麗な舞を
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こんなことばかりしている コップのふちで昨日の私と分け合うリップ
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夕立が やみし中庭 鮮やかな 緑の樹木 雨だれを乗せ
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ちょうど良く冷ましてうるおす優れもの戻っておいで夏の夕立ゆうだち
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太鼓の音 消えて夜更ける 夏祭り 恐竜フィギュアの 忘れてぽつり
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野良ニャンも この気温なら 大丈夫 おおさかのねこ つよいねこたち>8月8日、世界猫の日によせて
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階段を 下りていく音 上がる音 そのどちらもが 君がいる音
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ゆらゆらと 川面を揺らす灯籠に 仔猫の目玉 キラキラ光る
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花火なら許してくれる?もう一本 光も音もそこにないけど
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ブラバンにカチ割り氷アルプスの応援席の日差し懐かし/昔母校の応援に
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顔合わせ「おうっ」とだけのおはようも 息子が越して交わすことなく
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亡き長女猫あのこ いまも傍らにいたならば 二十八歳 ギネスは届かずか(本日、けいにゃんのお誕生日)
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