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アゲハ蝶 そつと止まってくれぬかと 指を差し出し あららザンネン(笑)
19
はじめての落語に挑む夏祭り 弾けて
演
(
や
)
ろうあの子が来てる
19
楽な
時間
(
とき
)
与え心を 揺らすより 楽しみ笑い わたしを咲かす
8
静寂と冷たい本の香りから逃げて扉を開けてまた、夏。
7
既読つくラインの通知、スマホ持つ手が攣りそうなほど待ち侘びる
8
クネクネとうねる道筋その下の暗渠を思い共に流れる
11
盆休み控へし 残暑の通勤 実家に待つ父母 思ひ浮かびて
27
あと三日 息子帰省の予定あり 納戸と化した部屋の改装
23
八棟の光り輝く夏雲の十一階の影深む街
8
庭の端 茗荷がたんととれました 酢漬けにしよか 味噌で漬けよか
29
エアコンの温度を
25
℃に下げたのにこの部屋暑いんですよ
5
悩んでたことがなんだかちっぽけに見える日のあり 映画を観に行く
16
移りゆく 車窓の景色を 眺めつつ そこで暮らして居る民思ふ
12
背を向けた 名もなき過去と わたしごと 振り向きもせず 影だけ連れて
12
神戸牛 アワビと鯛に 天ぷらも 豪華弁当 カップ麺恋し
8
贅肉は贅沢な肉と書くのだからきっと私は大富豪
12
雑草と言わせはしないツユクサの青さえ冴えと残る軒先
45
肩書きの鎧を脱いだ夏のよる
涼風
(
すずかぜ
)
こころに身もまたかるし
19
盆踊り 浴衣鮮やか 橋の下 ロックにのって 華麗な舞を
16
こんなことばかりしている コップのふちで昨日の私と分け合うリップ
10
夕立が やみし中庭 鮮やかな 緑の樹木 雨だれを乗せ
21
ちょうど良く冷まして
潤
(
うるお
)
す優れもの戻っておいで夏の
夕立
(
ゆうだち
)
22
太鼓の音 消えて夜更ける 夏祭り 恐竜フィギュアの 忘れてぽつり
17
野良ニャンも この気温なら 大丈夫 おおさかのねこ つよいねこたち>8月8日、世界猫の日によせて
19
階段を 下りていく音 上がる音 そのどちらもが 君がいる音
18
ゆらゆらと 川面を揺らす灯籠に 仔猫の目玉 キラキラ光る
10
花火なら許してくれる?もう一本 光も音もそこにないけど
6
ブラバンにカチ割り氷アルプスの応援席の日差し懐かし/昔母校の応援に
19
顔合わせ「おうっ」とだけのおはようも 息子が越して交わすことなく
14
亡き
長女猫
(
あのこ
)
いまも傍らにいたならば 二十八歳 ギネスは届かずか(本日、けいにゃんのお誕生日)
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