もてなした笑顔の数々心地よき真夜中過ぎの吾の靴磨き
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鳥の鳴き声に癒しを感じてみたい 這いよる朝のせわしい調べ
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さえずりが怖いわたしは朝よりも静かな夜と癒着している
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「ありがとう」 魔法の言葉 しなやかに 穏やかなほど 心整う
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だれでもが飲んでいいはずだよね ちょっと気が引けているガストのスープ
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おとうさん押してとせがむ5歳児のお尻小さき愛しブランコ
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前をゆく若者 グリーンダカラ手に 熱中症予防 大事大事ね>ねこ母もグリーンダカラ派😸
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雨はこの耳元だけにしといてと 雨粒型のイヤリング着け
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梅雨だけど 傘を忘れたりしてみた キミが毎日持っているのを知っているから
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夏に着る服がないね と言ってみて 毎年同じ台詞か 今日は真夏日
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蝋燭の 灯りをそっと 包むよに 心の灯りを 灯しませんか
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赤い糸なんてなかった あなたとは 電源ケーブル インフラ工事
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花の色 死体が埋まる 場所を知る 噂は噂 噂は噂 
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店先にスイカが並ぶ 浮き立った気持ちがしぼむふたり暮らしよ
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パジャマからはみ出す腕が求めるはぬるい肌掛け六月の朝
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家族写真みたいに家族じゃない君と写真を撮って家族になった
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湖の 草花見つつ ゆっくりと 膝かばう新しいカメラおもちゃ持つきみ
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郊外の 駅で貴女と 待ち合わせ 来てくれるかと 毎回ドキドキ
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「スースース」遊び疲れた5歳児のかすかな寝息嬉し夢見し
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真夜中にコロッケハフハフコンビニの妻に知られん吾の帰り道
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雨が降り 晴れの日よりも嬉しそう そんな紫陽花 元気をくれる
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アメシスト サファイアの如 紫陽花の宝石ひらく 梅雨の賜物たまもの
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アメリカ大統領執務室での舌戦は一瞬にして世界中を駆ける
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前足も 投げ出し眠る きみの顔 どこか間抜けで とても愛しい
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白青の風車かざぐるまのごと紫陽花は風そうそうと吹かば回らむ \ 我が家自慢の額紫陽花
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あっさりが心守れる距離と云う 見出しに同意す休日の朝
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やすらぎのカフェインレスに差し替えて 朝4時半にカフェオレを飲む( 寝そびれたー、食べて仮眠する!)
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ゾロゾロと ゴハンのあとに しんしつ寝室に みちびかれしもの それは ねこたち
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吾が庭に 鮮やかに咲く紫陽花の 葉陰に隠れし雨蛙鳴く 
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だんだんと雲の形が分かりゆく夜明けの空を冷や酒で飲む
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