人生は 修行そのもの 自らの 悪い所を しらみつぶしに
4
きっとある そういうものが きっとある そう思わんと やってられない
3
永遠に ずっーと続く 幸せを 想像できる 人は少ない
3
永遠の 命と違う 不死不滅 死なないだけで 不幸のまんま
4
おばあちゃん柴犬、めんどくさそうに、今日も私に寄ってきてくれた。
7
鱗粉りんぷんはねきらめきて並びおりガラスの棺 視線はそそぎ
11
「この春にNHKラジオ変わります」 他は静かな早二日前/3局から2局へ
17
青い首輪 セーフティロック安全装置で 行方不明 キジシロちゃんには 青も似合うよ
20
美しき短歌うた 詠もうと構えたその瞬間 言の葉消えゆき 無味な文字並ぶ
20
「ストップ」は春にきかないブルーベリーわがままに枝緑をのばす
28
正義とか平和を本気で語るのがテレビの中のヒーローだけで
29
「なぜ行かぬ?」青待ちのその理不尽に思うことあり信号待ちで
8
今週の五枚のシャツに火熨斗かけ いろいろなこと平らに均す
23
球音がカキーンと響き弧を描き光をキャッチ勝ち負けはなし
16
青い空 桜はピンク 山みどり 胸いっぱいに 春を吸い込む
10
義妹いもうとになるかもしれぬ人に会う桜花の朝の妻の出立
15
たつぷりと付箋のつひた課題図書読むとは向かひ合ふといふ日々
16
夕間暮れ生はひがしに死はにしに生命保険の支払日あす
13
サイダーを 試合の後に 受け取って 悔し涙も ともに飲み干す
18
春乗せてはずむリュックの幼子よどの子もどの子も平和であれと
31
飛行機に乗ってここまでやって来て「臨時休業」なんで今日なの
22
青バナナ吊るし置くうち黄に熟し やがてあばたの天人五衰
22
適温のお湯に緑茶の蒸す待ちの束の間思う君への朝日   「今日は君と」
21
冬を越え朝の陽光暖かく咲き誇るビオラ今日も元気に
17
朝刊を 配達中の バイク音 眠れぬ夜の 明け遠からず
14
我が母校 同じボタンの 子の学ラン 眺め小声で 校歌独唱
24
やっとこさ子らの進学準備終え次は自分の異動の準備
27
雪吹雪 椿枝垂れる  雪間に落ちて くれない滲む   雪の足跡 振り返り
6
モクレン  白さ映えるや 空の碧 香りこぼれる  心うららなり 
7
よたよたと 丸ひ体を 揺さぶりて 犬はおきなと 春のお散歩
40