百合あまた咲く庭を訪う朝散歩花の間をいく二頭のアゲハ
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「無回答、それが結局こたえでしょう?」押しつけられるイエスのはい
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いさご積み造るる瀬々の水清み待つとし聞かば鳶も来なむを
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紫陽花の移ろう色と似る傘を空へ満たせし祭り晴れやか
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「お爺ちゃん今日は病院行かないの?」「今日はしんどい明日あしたにするよ」
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排気音万獣怒る山あいに響く地鳴りは神の鉄槌
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何時いつもとは 違う様子を看るだけで 不安よぎりぬ 我が犬の寿命/181ヶ月
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落札の祝いの席は楽しくも お団子だけは食べるべからず
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きみ二十歳はたち 生まれし今日に 想い馳せ エールを送る 人生これからと
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剣道の間合いを計る呼吸にて 金利を上げる頃合を読む(与信仕事)
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俺たちは動画に騙されてはないか SNSで確かめてみる
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このままじゃ戦艦沈めるその前に 文春砲に沈められそう
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国論かどうかはちょっと分からんが 二分はしてる動画問題
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梅雨時の お地蔵さまは 苔むして 緑の袈裟を まといておはす
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一面の鉛の色の梅雨空に 紅を点ぜよノウゼンカズラ
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ネコジャラシ撫でては千切るなにもとめ彷徨いあるく歩道ギリギリ
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あなたからパスされた言葉キャッチして 今日一日を頑張れるわたし
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トマト茄子ともに煮込まれ黄色から夏色になるカレーぱくつく
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友よりの秘めし想いの忍び泣く歌誌「糸車」今日も回れり
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この前と 言ってる事が 違うけど 黙ってるのも 嘘と同じか…
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泡沫と現を詠めば空蝉の 眠られぬ夜 白々明けぬ
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総会を 終えて安堵の帰り道 肩の荷ひとつまだ残りをり 
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これ以上ないほど薄き紙なれど 尻拭わせる 不甲斐なきかな
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膝抱え丸く十秒数えたらごろり横向き起き上がる朝
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わかったよ 空が晴れたら 声かける それまで俺は 雨を見てるよ
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謝れば 済むとあなたは 思ってる? 謝らないと 終わらないだろ?
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死ぬために 生まれてきたんじゃ ないだろう? 死ぬまで生きる ためじゃないのか?
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絶望をかかえてゆっくり抱きしめる 一応こいつも私の一部
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百合の種 土に埋めても芽吹くまで一年待てり泣き笑いかな
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野良猫を なつけむとてぞ 歩み寄る 早々はやはや逃ぐる 後ろ髪かな
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