パンクした自転車ひいて夕焼けの家路はとおく擦りむいたひざ
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枯渇の木々 雨の雫染みわたり 眠りし冬芽 春へといざなう
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血圧とレギュラー価格がだんだんと近づいてをりまだ夜明け前
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CMがないから見てるNHKやたら番組宣伝多し
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言語化はできないけれど諦めず突っ走る古希まだ若いから
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検診の 結果出た日の 晩御飯 急遽変更 健康メニューへ
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桜の木ほんのり樹皮があかいのは雨のせいかな春のせいかな
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雨もやにあずけて行こうほころびを癒していくさ僕の呪文で
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まじまじと 俺の顔見て キミが言う まつ毛が長い 事実確認?
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ねぇ君 朝からそんなに 走りまわらず  ストーブのまえ まったりしようよ (愛猫へ)
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もう少しもう少しだと言ってみる桜のそばで君と話そう
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予備校の壁に掛かった絵みたいにごくありふれた暇な一日
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初に受く床上洗髪囲むの 明るき声に 緩む冬の陽 (在宅療養より)
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春の旬何だったっけとググる日にスーパー棚には輸入魚並ぶ
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花屋にも春の色合い並ぶ時期少しお洒落をして出かけよう
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パソコンのマウスを置いて立ち上がるコーヒーサーバーまでが遠くて
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聞こえ来る カーペンターズ ラジオ深夜 ひょっこり春 連れてきた
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マス層を ゲンナリさせる 値段とて 笑うしかない 苺に罪なし
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雨催あまもよひ 冬の星座の無き闇夜あんや とこに就き 明日あすの雨を待ちぬ
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「体験と経験の差は観察よ」ナイチンゲールの実地の叡智
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眠りさめ 桜並木のやっぱりは雨降る朝を知っていたよう
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空想の 世界で遊ぶ 少女の日々 年取りてまたあの頃に戻りぬ
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ピタゴラの玉の軌跡のなぞる詩 転がる変わる心トリック
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花ひとつ新芽に咲けるサボテンの 人の痛みに寄り添わむとか
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春が来るそれはよろしきことながら そのあとに来る夏がうとまし
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いっしんに冬の太陽あびて立つ風にゆれてもゆれないススキ
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目覚めれば 久々の雨音 本物の春来る前に こんな朝も良し
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夢見てた? ニヤニヤ寝言 言ってたよ へぇそうなんだ なんて言ってた?
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空っぽのエレベーターがお似合いのマトリョーシカの僕は空っぽ
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あの夏を 満たすは 誰も 知らない 日 雨は 亡くした 記憶の かたち
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