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鎌倉が空は鈍色二ノ鳥居 朱のうらにも 雨が降るらん
3
雨音の調べを聴きに窓を開け無数の拍手と気づき逃げ出す【ホラー短歌】
6
バス越しの交差点 傘を片手に横断す人々
入梅
(
ついり
)
模様
18
ひとりでは作業するなと言っている夏でも冬も相棒は無く
14
中国も北朝鮮もアメリカもデブなんだなと見てる新聞
17
深く深く潜って真っ直ぐに泳ぐ たまに背中がぶつかる ごめん
5
ふとかおる 雨の匂いが君なぞる そういやいつも ここで待ってた
3
部屋干しを延長してみて変わらずにひんやりするならそれ乾いてる
14
朝のゴミ捨てに行くのが怖いのよ クマさんなんてかわいく言えない
26
黒猫のぶら下がる型のマドラーで カフェオレ淹れて 雨の降る朝
23
柴犬のパタリロ顔が愛しくてムギュッと頬をつぶしたくなる
24
犬つれて朝の公園散歩する若い女性の脚は長くて
18
アレクサが「誘惑」てふ歌流す 始まることなき 夢の続きの/突然の「中島みゆき」
8
君のいるところにいきたいと願う雨の匂いと誰かの
投稿
(
ポスト
)
8
黒南風
(
くろはえ
)
に
草藤
(
くさふじ
)
なびき 静まりて 雨粒ぽとり 走り梅雨かな
4
ぜんぶだよかっこつけよがつけまいがてっぺん爪先ぜんぶ自分さ
4
この胸の ときめきは恋 ではなくて ただの沼だと 言い聞かせている 十の歳の差
9
まだ起きてくるだけマシと溶き卵必要以上にまぜる朝飯
19
おそらくはあの人植えた 公園と門扉におなじ百合ゆれる暮れ
6
いきなりのダンス•カラオケ選択を迫られ我ら「虎の穴」入る/久しぶりのカラオケのフロントで
9
執着
(
しゅうちゃく
)
す違う世界の物語それも消えては無くなるものを
12
約束の終の花火はただ青く、零れる涙に音の消えゆく
19
わがままの芽を見透かすや 女房の二言三言 朝のおそろし
10
2人で暮らせば簡略化され整然となってゆく羽根
4
送迎に夫を頼りのリハビリへ 感謝をしつも 機嫌もうかがう
23
風向きで国道の音聞こえ来る救急車行く雲低き空
12
始発バス 昨晩君は 何を考えて 何を話した 海と馬
4
大和茶の香り豊かに満ちてくる遺影の夫と朝をゆるりと
30
水鶏
(
くひな
)
鳴く森の木隠れ行く水のそれかあらぬか岩叩く音
12
面識は ないけど 歌は 知っている 遠くて近き うたかたの人
42
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