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リベラルな教育受けた若者も いま歳老ひて題目唱ふ
17
プラレール夢中でつなぐ横顔に幼き頃の吾子を重ねて
21
新雪は朝陽を浴びてきらきらの絹のようだな木目細か肌
25
読みやすさは正義とおもう言葉派とか人生派とか超えて俵万智
14
華やぎもきらめきもなく歳重ね観照のみを道連れにゆく
12
図書券の礼を言いつつ現金がよかったなってこどもごころに
32
辛酸を 舐めて麻痺した この舌に 効くものはなし 私は無敵
22
手をつなぎ君と並んだ初詣甘酒よりも甘いひととき
8
宇宙の果て 何十光年先に君 触れる頃には弾けて消える
4
Tell a lie運命の人は僕じゃないうつむく背中に忘れる魔法
4
一年の辛苦に耐えし老い梅の蕾つけしがヒヨドリの
餌
(
え
)
に
22
僕たちを繋いだミサンガお互いの左足首結んで切れた
8
思い出の1フレームに君がいて無意識のまま覚えたままで
5
ビル影の日に日に際の目立ちゆく春告草のやさしきにほい
17
買ってから何十年も経って知る家電製品機能
あれこれ
(
あれあれ?
)
/こんなこともできたんかい!
21
さあこれで何でもできる無敵だよ悲願が叶う今がその時/早く!早く!
14
僕たちは繋がる星座 遠くても届かなくても友達だ
7
風景は 日々変はりゆく バス停の 落ち葉の数も 通る車も
34
オレンジに背を染められし 縁側で編む手を止めて微睡む午後よ
18
昼下がり真ん丸お目々で爪をとぐ貴方に一矢報いるために
9
国超えて 流れ込みたる 黒雲を 息吹きかけて 払い除けたり
9
凍りつく花に日光煌めいて 極寒ゆえの美しさ知る
9
おだやかな三寒四温の道すがら赤マグナムをひとり飲む
女
(
ひと
)
12
飛び降りた 誰かの血痕消すために 俺は働き ああ褒められた
6
円安で物価は必ず上がるだろう 金持ちだから へいっちゃら?
5
消えたくて それはダメだと 君が言う 君のいない世を 生きているのに
6
佳き日にはぐるんと街を散歩して犬に吠えられ雪にも降られ
7
遺言のようにメモ貼る『十年後電池をかえる』シャッターの上
15
死にたさは隣に座るパートナー私が死ねばずっと一緒ね
7
黒猫は暗闇の中欠伸する貴方はいつも病室に居る
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