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ひたすらに 横顔きれいな人でした 僕はそれしか知らなかったけど
2
波のように電車に揺られ帰りゆく沈む夕日が秋を告げおり
1
悲しみは肺と連動するという 声を出せない僕ら、ひそかに
5
ぐちゃぐちゃにぐるぐる回る 煮詰めすぎ濁ったジャムと脳味噌の中
1
金曜を咲かせるための腐葉土として横たわる僕ら店員
2
この地球青いまんまでいるならば僕ら幸せだと決めつけよ
7
ひたすらにただ泣くことにも疲れたら温かいうどん食べて眠ろう
3
「この手紙、遺書みたいだ」と笑ってた その声で生きようと思った
1
墓石に触れあたたかさを感じるなんてこんなの裏切りじゃないか
1
みながみな灰を増やすのが花火なら私と君を燃やす 一つに
2
吊り革のまあるい穴の向こうにも変わらぬ君と揺れしかなくて
1
鞄から誰も知らない生き物の脚が出ていた さよなら電車
2
拒まれた葉脈の中の猫たちが葉を食い破りやがて眠った
2
憑依した酒がゴーストライターの三十一文字
(
みそいちもじ
)
が多産多死かな
0
涙枯れドアを開けるといるはずの揺れる尻尾とヒコーキ耳が
0
弱さとは祈りだけどもきらきらともう大丈夫よ死んでしまった
1
遮光して光を亡くしたその部屋でコーヒー豆を挽いた午前五時
3
誰もかも生きていますね屋上の青眼の子どもだけでもどうか
0
黒点が無数に増える果物が未来を暗示したから 逃げて
3
絵を飾る飾る価値すらない人が消えて登場人物になる
2
鳥の墜つ地点に黒い穴があり見知らぬ僕が抱きしめた夜
1
ささくれた僕の親指からめとりキスで逃げてくきみは純情
1
手のひらでしゃりりと鳴った君の頬 色も産毛も桃のそれだね
1
りんどうは秋を愛する花だから 風と月光全てこぼさず
6
ひたひたと雨の降る日は声だけが響き寂しい海月になりたい
5
この心のぞくことができたなら 爽やかな風吹くのだろうか
2
そんなにも硝子にも似た冷ややかな秋風が皆
(
みな
)
に迫害されて
0
爪先をあなたの色で塗ってみて似合わないのがなぜかうれしい
3
流れゆく熱くて緑で白き神 朝、食道に清き御茶漬け。
4
残せない 君のメールを 消すときの 張り裂けそうな 俺の心臓
3
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