九梨詩    フォロー 0 フォロワー 2 投稿数 34

西日差す網戸のない側手招いて雨上がったね見れてよかったね 

メルカリできれいなビーズ眺めては生まれもしないピアスを想う 

正直がすぎても焼けるだけだからSPF50+で生きてけ 

サクサクの天ぷら目指し飛び立って揚げ玉にもなれないで垂れてる 

描いた絵を褒められたことない人は丸くまじめに生きてけるのよ 

レモンはさ、いいよね。ギロチン落とされた首の断面すら映えそうで 

記憶とはまばたく裏のプリズムに浮かぶ写真展。だから頼りない 

餌がない針に食いつく盲目のダツの尊厳とは何なりや 

逃げ足がはやくて全身銀色のぼくが死んだら強くなってね 

箸よりも重いものとか持ったことないです、生きるの脚が痛いです 

選べとか可能性がと言われても腕のリーチの有利不利はある 

ひと目見て決めたあなたを信じろと街にヒールがかつんと鳴れり 

教室の夢、こどもの恋、顔ももうおぼろな無二の悪友のきみ 

憧れて高くなりすぎてゆく愛を越えられなかった者から狂う 

花びらが踊っているよ下ばかり見て生きるなら充分よねと 

うららかな春の朝日の祝福を致死量浴びた死体が目覚める 

ビル街と見紛うほどの楽園と同じ地に堕ちきみと生きるよ 

ゆめ、きぼう、みらい、きらきらたくさんで紡がれた輪が首を待ってる 

脱毛をしよう夏服見に行こうそれで前見て歩けるならば 

お互いに気遣いあって大皿に出汁巻きひと切れのみすぼらしさ 

網膜に寝れない罰が焼き付いてよく知る比率した自傷癖 

蒼白い光くらいで狂うならその程度だろ朝とか夜とか 

満たされて今が良き日であるほどに 怒りが錆びてバカになってく 

賛成の星のまたたき五割以下、よって就寝否決となります 

魂が昇る準備が呆けらしい。慎重な祖母らしいっちゃ、らしい 

眠りすら薬頼りの情けない私が代わってやるから、おやすみ 

「親の顔より見た」の数増えゆけど減ることはなし更地見つめて 

この町がすきだ、不便で地味だけどのんきな顔で猫が落ちてる 

僕があと少しばかりか物分かり悪い性分なら救えてた 

ミミズでもオケラでもアメンボだって友達選ぶ権利くらいある