Utakata
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九梨詩
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読めるけど知らない文字を書き加え返信用の保護シールを貼る
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十二位の蠍座らしい今日だった ラッキーカラーの空が暮れゆく
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広すぎるゆとりは合わぬ 窮屈も御免被る 旅は靴擦れ
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疲れ果て褪せた頭で見る景色家事とか趣味とか夕焼け空とか
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脳用の油性インクが詰まっててグルグル書いてもカスと跡だけ
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見ないふりしてた時間の重さぶん、息ができずにうずくまってる
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ふわふわの白になりたい冬だった何かが死んでくみぞれ雪の夜
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根を下ろす、聞こえいいからぬかるみで動けないだけなのは内緒で
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真実を間違う朝があっていい飛び起きたけど休みだった日
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錆色のわたしは時に削られて時に銅色の友に出逢う
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人類の叡智を煮てるあまりにもそうは見えない蒟蒻の名誉
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許しても怒っていいし許さないままに芽生えてくる恋もいい
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このデータじゃダメだったわ「はじめから」また旅立てば出会えだってする
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これは多分マジで疲れた脛をおす指圧は痛いだけ的な助言
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静かさの氷注いで少しずつ冷ましてかなきゃ恋は間違う
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走馬灯みたいなエンドロールに名が流れた順に全員殺す
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右左ちょっと瞬きとか出来るカワイイ何かになるから推してね
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君の見る恋の夢ってえぐみがさ、までは覚えている獏の愚痴
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V
R
面接官にビンタして空飛ぶ
V
R
履歴書で帰る
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一日も早くと待ちし春みたくきっとどこかで望まれた冬
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大切にしまいこまれたまま誰も行方を知らぬきんのおりがみ
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ラッピングリボンつぶして半額のシール貼るみたいな吹き替え版
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幸せにするしされるし
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割引チョコと私の持ちつ持たれつ
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猫だって悩みがあるの朝
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時に飯の係が起きてこないこと
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理由など無いけど猫はえらいので人をまくらにして寝てもいい
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コンビニで働く人がエリートと呼ばれる時代を手繰り寄せたい
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アラームのない早起きの喜びに満ちた心のままに死にたい
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指先のラベンダーグレー乾き待ち、さながらセメント工事なりけり
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塗りすぎたマニキュアみたく自己愛をかばってぶつけてよれて落ち込む
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添削の赤ペン盗んできたよ、もう血で咲くはなまるなんて捨てろよ
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