吹けば飛ぶような綿毛のココロでも次の世代の種守りたい
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人の価値 人其々が 見積りて 無限とゼロの 間で迷う
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この世だけ 幸せならば いいと言う 謙虚というか もったいなくて
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信ずれば 真理を知りて 永遠と 全てを悟り 何も迷わず
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疑いて 何も学ばず トライせず 次の世界を 決して望まず
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知りもせず 経験もせず ないという 根拠なき人 頑なまでに
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地上では 経験できぬ 喜びを 知りて今なお 罪を犯せず
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喜びに 圧倒されて ぶっ倒れ 愛に満たされ 何も要らない
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魂が 震えるほどの 感動を 経験すれば 自ずと変る
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狂い咲く花やひかりに目もくれず直立不動で夏を待つひと
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人として 人を愛する ことさえも 規制されれば この世は地獄
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梅雨空の 合間に見える お日様は 日焼けを残す 気づかぬうちに
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今君に優しく触れた雨だれは君に会うため生まれたのだよ
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模試終わりキシリトールを噛んでいる味のせぬゴムただ黙々と
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予期された積乱雲が目に留まる青いセーラーの君を連れて
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君だけが 見つけられない この歌を 森に隠した 君への歌を
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あまりにも 育ちが悪いものでして 地獄を見ると心が踊る
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死ぬために 生きてんだろな 葬儀中 行き交う札束 白い封筒
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いままでに 何度も君に 告白した「好きだ」と言った マスク越しに あの喧騒けんそうの中で
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5分間の 安らぎを求めて 吸いました 君の為に 辞めた煙草を
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一言をずっと抱えて生きているだれか溶かしてくれますように
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美しいハイヒールに似た伸びをして心を奪い去ってゆく猫
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土埃舞うまほろばに寝ころべば青春という夕間暮れかな
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グランドでともに過ごした仲間との涙雨降る最後の試合
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心臓を抱く肋骨は脆いので言葉遣いに注意しましょう
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絞首するように私を後ろからあなたはいつも抱きしめますね
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催涙雨なんて言葉で運命をそんなあっさり片づけないで
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七月を愛逢月と思う度あなたの声が聴きたくなるの
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生きている、という異常な状態がまだ続くので写真を撮った
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あぁ、これはきっと「許してあげるわ」の母の心だ夕食パエリア
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