Utakata
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fYu
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夜の海辺 行きて見ゆるは 海上に 月から垂れる ひと時の橋
3
恋しさに
囚
(
)
われ進む 暗い道 有る
筈
(
はず
)
のない 結末を求めて
3
いつからか 道行く誰かに 恋求む 愛されるなら 満たされるなら
3
晴れた夜 夜風になびく 黒髪は 月光に照り
白絹
(
しろきぬ
)
のよう
3
珍しく 眠れぬ今日を 振り返り 朝日を求め 知らぬ間に眠る
4
恋を
愛
(
め
)
で 失った日々
懐
(
おも
)
い出は 炭酸混じりの ほろ苦い桃味
2
空の中
飛禽
(
ひきん
)
随意
(
ずいい
)
に 泳ぐなか
濡羽色
(
ぬればいろ
)
の
烏
(
カラス
)
がポツリ
2
いましがた 見
据
(
す
)
えた空は
何処
(
いずこ
)
かの
嘗
(
かつ
)
ての者も 目にしただろうか
1
過去の日々 知るも知らぬも 懐かしく 心の
底
(
そこ
)
で
甦
(
よみがへ
)
れと乞う
2
潮の
香
(
か
)
に
碧
(
あお
)
い
海風
(
うみかぜ
)
迫
(
せま
)
る音 波は己の 心を満たし
3
行く道の 割れ目に芽ざす
草花
(
くさばな
)
に
水滴
(
すいてき
)
切
(
せつ
)
なく
光
(
ひかり
)
眩
(
まぶ
)
しき
3
蝉時雨
(
せみしぐれ
)
夏の暑さに降り注ぐ 秋の虫の
音
(
ね
)
聞かせておくれ
2
ゆくりなく
愁
(
うれ
)
い日にだけ 雨落ちて 淡紅色の ホオ
付
(
づ
)
き滑り
1