屋根の上僕に続いて手を取って、高いところに登ったあの子
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書かなきゃと兎角迫るは悪友の実は優しいインクの悪魔
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ニュース告ぐ、今日が世界の終わる日と あいも変わらずならない通知
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畜生め何がサラダの記念日だ、生鮮売り場で悪態溢す
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あの夜の月をおもひて煙草のむ煙とべとべ君の街まで
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ひとづてに聞いた悪口が勝手にポッケに溜まり埃に変わる
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凪の中、音の届かぬ冬空を邪魔せぬように吐いたため息
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擦り傷を眺めて思うあの頃は、こんなことでも泣いたりしたな
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僕は馬鹿阿呆間抜けのクソ人間惰性で生きるダサい生き方
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鯖よりも早足に行く流行に、乗り遅れては腐肉啄む
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助からぬものと知っても力込め頭に巻いた黒トリアージ
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寒すぎる 耐えられませんこんなのは 実家がハワイにあることにしたい
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生きること恥ずかしいこと歌を詠む死ねないだけの僕はただいる
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完璧な猫の楕円があるためにこたつは隣に寄り添っている
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望むこと望まないこと両方が苦しいのです。もうどうすれば
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「生きるとは諦めること」教えたのはそんな目向けるあなたでしょうに
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ゆびさきで ねこの寝息をたしかめる 静かな寝息に全集中する
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病院の初診のカルテ記す筆 前の住処に二重線引く
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窓からはうっすら反射うつ信号機ライトだけ 今夜あなたと未来を変えよう
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居なかったことになるなと記し置く ただ今感じた気持ち言葉に
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いたむべき 人の命の 多き中 それでも祝う 君のれし日/天皇誕生日に
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一年に 一度だけ来る 誕生日 誰でもそれは めでたいニュース
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まだ世界終わらせたくはないからとハルマゲドンに対抗する瞼
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ライターよりマッチが好きなあのひとは恋人のために禁煙をした
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洗濯槽 ベランダの奥 冷凍庫のいちばん下にきみの面影
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姑の寒の習わし虜なる湯たんぽ入れる足熱の床
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いっせーのせでおしまい今日はもうお月様さへ見ていないから
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惑星の奥をいろどる宝石をあつめて世界をおわりにしよう
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おしまいになったわたしの命さへ 光ひとつぶスプーンの先
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ちからづよいきみのなきごえそのものが 未来の希望になるのだと思う
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