襟野貞良    フォロー 0 フォロワー 1 投稿数 60

マカロンがすき。

正しくて生きづらそうで惹かれたな流れたマスカラ夏のせいだと 

醜悪な萌え木の匂いもう消えて公園は死体スキップでゆく 

強いキミ願いは自分で叶えるね行き先のない私の祈り 

自転車のパンク直したそれだけで遠い国までゆける気がして 

マカロンのぎざぎざピエというらしいどこにも行けない足が生えてる 

賞味期限ハーゲンダッツにないから世界滅亡前夜に食べよ 

次きっと王子みたいに手を取ろう足首掴んだ水底の腕 

君のなか凪いだ大洋があるから果てが見たくて笹舟を折る 

きらきらの宝石だった体温で溶けるしかない握った氷 

最初の「きれい」は硝子の鳥 だから君まで壊したくなる 

水が降る 奇跡か魔法のようなのにきれいな不思議の結果が私 

きらめきは言葉にするなり酸化する だから君の名知りたくないよ 

君の名がせせらぎみたいな音階で 音楽という神秘を想う 

忘れない 何かを綺麗と信じたと 君だった必要ないけれど 

宇宙ただキミに奇跡を浪費して でもそれでいい美しいから 

生きてると 私に似てるものも見る 血の色してた朝焼けとかね 

I love youあいらぶゆ” あの日バベルが割れたから 『つきがきれい』とルビ振る夜更け 

プラトンのイデア論を疑いがち 君の足跡あんな真っ直ぐで 

この宇宙そらで 君が一番眩しくて おまけみたいに他も照らして 

青い鳥 空に溶けてもう見えない 瑠璃より青いと思ってたのに 

空の青 鳥籠蹴って知っちゃった 私にコンパス預けたまんま 

まだ葉月 脱落したセミ転がって ひどい暑さで夏が死んでる 

一輪の おしべ残したカサブランカ ひときわ散るのが待ち遠しい 

蝉の声 焦げて潰える音に似て 病棟個室にあなたがひとり 

「『きれい』ってつまりどういうことですか」 君がそうして尋ねることかな 

青臭い春の記憶を置いてきた 海が見えてた花盛りの町 

くたくたの毎晩抱いてるぬいぐるみ 店にいるよりずっと死に近い 

生きること こんなキラキラ楽しくて 寝る前まとめて薬10粒 

ただ生きることに奇跡を使いきって これ以上はきっと叶わないね 

夏の朝 まだ涼しいのが気味悪い セミの白い中身に触るよう