Utakata
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襟野貞良
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マカロンがすき。
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私の夏 汗でどろどろ醜くて 君がいるのはラムネの季節
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人魚らの鱗砕いて爪飾る 不死だからいいさ一夏の流行り
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あなた見るためだけにつけるコンタクト 地球最後の日曜の朝
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キミの癖毛 風もないのに乱れてる 疎ましそうだね
灰鼠
(
はいねず
)
の梅雨
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貝殻が海の記憶話すように あなたの動悸は地鳴りに似てる
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少女のように生きていた 上履きをバレエシュウズと呼ぶあの町で
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次の朝 君も朝日で起きますよう 祈るみたいな白い愛を知る
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ホタルにね 憧れちゃうね 真似しよか モールス信号 夜に「ア・イ・シ・テ・ル」
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がくあじさい そういう花だと知らないで あなたは
六月
(
むつき
)
の嵐を想う
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骨壺の中身ひとかけくすねたの 砂に潰して時計にします
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一夏の花なりたい来世には 来るたび夏は感じなくなる
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泣いていたパジャマの君も好きだから そんなに笑うとすこしさみしい
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桜貝の生爪ネイルで隠します 知っているのはあなただけでいい
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立ち尽くして スポットライト当たらない 君の挫折に拍手しました
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「よかった」と結ぶつもりもないけれど キミの挫折はただ正史でした
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きらきらの目 挫折もするしいつか死ぬ だからキミのこと愛したんだよ
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手の爪を紫陽花色に塗りました 憂鬱なのに梅雨を待ちます
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君死んで あたたかな星増えるなら 夜は怖くない待ち遠しいな
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若いキミ いつか死ぬこと愛しいよ 生きているってよく分かるから
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綺麗だね私の歯形のキリトリセン マシュマロみたいにかさかさの肌
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綺麗なもの全てガラス玉だったなら 君の魂ラムネに入れたい
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海の香り死臭だからね嫌いなの これも怨嗟かな新芽の匂い
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黒髪が藍に見えるの哀しいの 君が目の前にいない証明
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生きてほしい 祈りは欲の昇華だよ 私が君なら死んでほしい
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「好きでした」 言えない自分が好きでした 辞書に押し花 もう香らない
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許せないよ 呼吸すること笑うこと 呪いたかったな 幸せにおなり
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月の闇 誰かの命が燃えてるの だから貴方の 見る目は赤い
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あまりにも綺麗な殺戮だったから 次の人生キミを恋いたい
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海に行こ。一緒に死んで。同義だと僕は知ってて帽子を被る
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「可哀想」自己満足がお好きだね 花を摘むのは君の意思だよ
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