「なんねんも まえからきれてて いましてない」 統一(教会)かんとく 文相利害カンケー
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こっかいの しつもんとうべん ききおぼえ なんねんまえから かわらないってことね /バレなきゃしないじみんとう
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病院で 年だからねで済まされる 年になってた 我お大事に
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あの頃と 変わっちまった 嵐山 「君もね」と囁く 大堰川の水面
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年を祝ふ神の御前の玉榊霜幾度か咲き替はりなむ
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神風かむかぜの吹きも払はぬ霞かな御裳濯川みもすそがはの春の曙
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ちはやぶる神の御前に祈るかな今新たまる年の行く末
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若水に映るは老いの影なれど汲めば心ぞ新たまりける
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悩み消え 無になり 悟り開いたの ではなく  ただただ忙し過ぎて
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はらぺこな 気持ちに無理矢理 蓋をして 食べたフリして こころ抱きしめ
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シースルーに なるまでよくぞ働いた 六年着てるヒートテックよ
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雪纏う 山茶花蜜を吸うメジロ 今日は白梅 青空の下
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人生を語るもおこがましいですが 語る機会もなさそうなので
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墓穴はツインでなくてダブルでね 愛する人を呪う時には
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君たちの誇りと真心疑わぬ だからお願い 置き配にして
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風邪床や天井の染み壁の傷奥から漏れる妻の内心
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あと五分 早く起きれず バス乗れず 全力ダッシュは人生縮図
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寂しいから来てよだなんて今生を終える時まで言うことはない
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寂しいから 来てよ と君が連絡す 範囲はいったいどこまでなのか
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何となく曇りがちな空も気も晴れて欲しいと春色ピアス
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ミニサイズデニッシュ軽くトーストし ヤマザキ春のパン祭り開始
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子を叱るときの自分の声色に 時折混ざる亡き母の影
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懐かしや時代は令和となりぬれど 子らが聞きしは変わらぬ童謡
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幾晩の夜の御守をこなすママ 感謝を込めて肩をモミモミ
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東風あゆかぜの きてし雨のぬるければ 雪消ゆきげせせらき生吹ふふきかいまむ
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いつの間に蕾をぎゅっと握り締め梅は春呼ぶ準備をしてた
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バレンタイン 買ったら終わった気になって 本命ダンナのチョコをどこにしまったっけ(探さなきゃ)
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紅梅の花の香満ちる風に待つ めじろの来る日細枝ゆらし
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短歌会はじめましてのメンバーは 微笑む春の静かに立つ日
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思い出すいいことばかり先輩の逝ってしまった最後の夜に
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