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さみーけどなんか咲いてる ピンクいの 花札みたいでいいね あれ何?
5
死ぬまでに 使える塩は これだけと 決まったのなら すべておにぎり
8
霏々
(
ひひ
)
として降る雨の
夜
(
よ
)
の
永訣
(
えいけつ
)
よスノードロップと穏やかな顔
11
青空に溶けて蝋梅咲き薫る寒の緩みも今日までらしい
33
「愛(かな)し」とは「悲し」に似ててわが胸に一匹の鬼棲ませてやまず
29
叱り果て背を向けあえば冬銀河 母という名の檻の寂しさ
29
陽光に薄目で居並ぶ猫二匹「分身の術??」我が目を擦り (人様の敷地内・パシャリ断念)
19
傾いた 店でパン屋を 営んだ アッパレ神戸の 叔母の生き様
27
忘れまいテレビの中の惨状にただふるえてたあの日の朝を
23
その努力復興なんて言葉ではあらわせるまい三十余年
23
えんぴつをころがすようにやすやすと答え出せない恋のマークシート
14
暗い部屋 この目覚めを 平日に したいと願う 休日の朝
8
僕だけのブラックホール なにもかも君に想えて全て無に帰す
11
肋間に貼りしホカロン寝てる間に腰をも癒しルンバのごとく
17
「ありがとう」の五音を脱げぬもどかしさ母の言葉の棘 素手で受く
30
雪道の両側が大きく盛り上がり行き交ふ車の屋根こすれ合ふ
10
冷え込みぬ宵 ウインターソング聴き ホットミルクで 白いひととき
26
父母
(
ちちはは
)
と布団に
包
(
くる
)
まれホッとした 息子に残る三歳の記憶 /忘れない。阪神淡路
37
「ごめんね」を言えぬまま積む言の葉の 尖りて母を、僕を、傷める
34
やっと来た群れ作らずも良き時代 至福となりや一人の時間
42
公園の隅の厠に臘梅の
一枝
(
いっし
)
隠れて春を呼びおり
40
冬ざれや 取り残された柿の実に 真白き雪が覆い隠せり
25
一番を飾る門出は古希からの再スタートでずっと青春
24
震災後 三十一年 過ぎし朝 竹灯籠に 祈りを込めて
42
突き詰めた 先に出てくる 口癖は 『人生なんて こんなもんです』
10
今日もまた 狭い世界を 走り抜け 気づけばいつも 夢の入り口
12
怨み節直球投げても良いのなら数多飛び出す堪忍袋
30
お金では私の傷は治らないこのトラウマも脳障害も
29
あなたがさ別れる前に待ったのは『慰謝料いらん.!』の言葉だったか
25
そうだよねよく解ったよ心まで動かすものが札束なのかい
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