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解らない その目の中に 落ちてゆき 景色は薄れ 昔日の恋
16
サンザシの赤い実は秋まで待とう甘い香りの白きお花よ 「四句目から言葉を並び変えましたすみません」
18
触れられた 感触求め 闇の中 彷徨うこの手 捕まえにきて
9
滅亡が 我が身に及び 目が覚める 長閑なること 夢の欠片か
12
泥水を 振り分け凛と 咲く蓮に 浮かぶ欲在る 我れの心辺 「後半詠み直しましたすみません」
21
荒ぐ風 記憶の砂へ埋もる詩 地に伏し拾ふ儚き声を
20
失われゆくものと思う百貨店にまばゆく在る美しきものたち
20
心うちに(美しいものよ、さようなら)デパートの光の中を歩きつ
13
ダイソーでカーネーションの造花見てそれでは済まぬと頭悩ます
14
新緑の中に佇む禅寺の老師は座して吾に手を振る
27
白衣着て輪袈裟身につけ寺参り今日の私はなんちゃって遍路
24
「〇〇からの返信:(なんでもないはなし)」この家が一戸建てでよかった
5
太陽のあかるさを知らないままで生きてる方がしあわせだった
9
スカート…を の詠にいいね を くれた方 誤って変更 してまいす んません
7
老木の梅の
枝
(
え
)
に生る小さき実ポツポツなれど
季
(
とき
)
を刻みて
36
長生きで 少子化なれば 軍国の 徴兵制に 定年はなし
12
北風よ桜前線どの辺り隣の市では五日前とう
31
獲物吐き水溜りにて洗うのかカラスは吾にも逃げようとせず
30
戌の刻 残業終えて 帰る我 新歓客の 駅前惑い
11
梟
(
ふくろう
)
が 近くで鳴きぬ 湯に入れば 水音たてず
暫
(
しば
)
し聴き入る
45
海浜を 歩くふたりを 包み込む 柔き夕陽に 明日を託さむ
17
風光る 緑濃き嶺に 陽溜まりて 陽炎揺るる 金の輪輝き 御来光
7
かがやきし琥珀の糖のひとときを 終はりは問はじただ在りしこと
12
石垣の隙間に咲ける小手毬の白さ気高く逞しくあり
33
詠み人の こころに響く幾多の歌 吾の
拙
(
つたな
)
さ今日も悟りぬ
20
ピカピカのランドセル背負う一年生春が匂う商店街
17
道化師の涙の下の白粉を、こそぎとりたい衝動がある
17
揚げ雲雀やまぬ鳴き声鋲のごと 息吸はんとして菜の花を踏む
23
その花は ナンジャモンジャ 聞きかえし ナンジャモンジャ こりゃ忘れないぞ
17
年毎
(
としごと
)
にずれゆく 春の感覚や 皐月を待たず 散るや藤花
36
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