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一二三狸のダンス証城寺 負けるな和尚ポン・ポコポン
5
あふれおる外国人に押されつつはぐれぬように彼女と腕組み
6
かなしびの重荷背負ひし蝸牛 殻のひみつはたれにも告げず
8
ステルスの低空飛行秋つばめ レーダー避けて雲の彼方へ
8
日々届く 訃報名簿に 目をこらし わが名見るとき 夢覚めにけり
19
むくむくと 夏空高く 顔を出し 清盛に似る 雲に目はない
13
星生(ほっしょう)の窓から見上ぐ星明り 銀河の海に君を想へり
13
デザートを 出し忘れしを 詫びられて 外面如菩薩 内心如夜叉
14
聴こへくる柘榴の叫び断末魔 夜の果てなる果実のワルツ
5
振り
(
◯
)
捨てし
世
(
●
)
の恋しくぞ
なり
(
◯
)
まさる
伏
(
●
)
見の里の
鈴
(
◯
)
虫の声/擬古短歌
6
せんたくカゴ ねこはあいする いきものよ
かんそう
(
乾燥
)
・おわって ふくはほかほか
21
さよならを無造作に入れレジ袋 カサカサ鳴らす空いた側の手
7
ふたりごと全部覚えていたいけど 夏に溶けゆくソフトクリーム
7
かさぶたを徐にはぐなおりかけ もう一度だけ 後悔したい
20
光る君深夜のベッド眩しくて開いてみれば宣伝広告
12
ちらほらと見かけるキノコ街中ぞ雨といっても秋といっても
14
田の畔に 小鳥群れ飛ぶ 秋空の 気兼ねなさるな 雀の分け前
11
茄子なれど「味噌炒めうまかったな」と
末弟
(
こ
)
の言いし 母の記憶は食と共なり
27
まどろみがこころを伸ばす 十分が二時間になる日曜の朝
19
地域清掃 疎遠になりしご近所と 弾むお喋り これも有りかな
16
八割が外国の人我ひとり 上方の人新宿御苑
19
心寄す 月下美人は 日に映えて 融ける想いに
爽籟
(
そうらい
)
の候
12
雨上がる 山の
麓
(
ふもと
)
まで 朝霧に包まれ墨絵の如 しばし佇む
17
秋場所の触れの太鼓も湿るよな 日も月も見ぬ薄墨の空
26
右左店いっぱいの外国人 近江町市場海鮮丼食む
17
ご先祖の供養今どき簡素化に 父の仏壇買いし店閉じ
22
風はなく草木動かず色付きの硬い素材のオブジェのごとく
16
子や孫が行楽出かけ爺婆は いつもと同じシルバーウィーク
16
ダダダダダ隙間を抜けて駆け上がり猫さんしてる運動会だ/家中を
19
秋雨を集めて
漲
(
みなぎ
)
る最上川これを芭蕉は何と詠む
11
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