近江の海けふは静かに凪てゐて 日輪ははや比叡の峰に
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ナチスから逃れ「命のビザ」持ちて日本上陸敦賀港なり
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落葉樹 常緑樹たちを 目の前に ざわざわ嘆く 身にる寒さ
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梅田までほんまに着くんか雷鳥号 敦賀なんて知らない街から
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敦賀での乗換え時間は十二分 むちゃくちゃ緊張サンダーバードへ
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冬日和常は通らぬ路地入らば色鮮やかに葉牡丹並ぶ
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すれちがう受験の子らにガンバレと心の中でエールを送る
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金沢発敦賀行きなる新幹線 初の乗車に切符確かめ
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息抜きは一瞬でいい また走れ 頑張れ 負けるな 自分に負けるな
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あおぞらに再生資源回収のみどりの旗がひらりと靡く
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小寒に黄砂が春を連れて来る ダウンを脱ぎて散歩に出るか
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暖房で 部屋の中が 砂漠デザートに 甘味ディザートを求め 寒冷地へと
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「もう出来た」どっこい短歌は奥深し掘れば掘るほどお宝探し
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痛み去り久しき方の歌に沁み脳の瓦礫を掬ふ欠勤
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思い出が まだ とんがっていて入れない 部屋の中にも 午後のお日さま
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目的駅近づきぬ 睡魔に負けじと 車内アナウンスに 耳かぶ
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虚像なる敵は頭を穿つもの緩和カフェオレ飲む気も封じ
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同じ毛布がそれぞれの肺の動きに合わせて上下する昼過ぎ
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投稿をしてるのずっと話さない君の知らない我も好しとす
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外界はすさぶ大地の針の風 服を凍らせ針を防いで
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スリッパを干して 遠くを見はるかす そろそろ聞こえる 黄砂の便り
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ちま猫ちゃん おこめすいなんて いいかんじ あさからニャンニャン ときどきケロり
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寝てる間に アップロードされ 違和感が 見たことのない アプリがあるよ
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カツぬき梅食べますか天神さんげんかついで本番前夜
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父母ちちははと弟たちと住んだ家ドアを開ければみんないるよで…
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寝坊をし 焦る自分に 降り注ぐ 「まだ間に合う」と 空からのエール
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算数か哲学なのかいまひとつ割り切れなきや 離合集散
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あなたってふわっとしてる誉め言葉みたいだけれどそうでなかった
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薄っすらと雪積む道を中学生白い息吐き追い越し急ぐ
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正月も半月を過ぎ日常がこうして人は歳をとりゆく
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