チータラを 酒の友とし 頬張れば 笑裏蔵刀に 胃を攻めらる
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梅雨明けに何故かワクワク七十路も 海や山にももはや縁なし
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異世界に転生をした時のため令嬢ものを読んでおこうか
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皮肉にも 朝方晴るる 昨夜よべの天の川を隠す 空のいたづら
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年一で満足できるはずがない相手はちゃんと別にいるんだ
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関数は 連続にして はじめての 微分可能を 知りゆく日々よ
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GPS 持たされている 義父さんの 居場所と 居たい場所の差 辿り
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ああまひる 二匹の白い蝶は結局セックスをしたのだろうか ああまひる
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あの頃のように笑ってくれるなら もういちどだけ君に会いたい
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寝過ごして 名を呼ぶ チリンと鈴の音が ねこの寝返り お返事代わり
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迫りくるフラッシュバックの足音に身をすくめつつ夢醒むを待つ
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久々に青空ひろがるこんな日はオープンカフェでモーニング食む
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道行けばノウゼンカズラの花散りて空にも地にも赤き花咲く
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政府殿優先課題にいそがしく上がるばかりの物価にれる
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靴下を片足立ちで履けるより両足着けて履けたら偉い
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ヤブガラシ窓のひそめる空からの家  風鈴だけが夏を待ちをり
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着信か思って見れば鳥の声外で鳴いてる似てる声色
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初めての乞巧奠きっこうてんなる名を得たり 句にして笑む母を偲びぬ
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将来はくらげになって、海底人たちのアイ・ラブ・ユーを聞きたい
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薫衣草ふはりと香る庭の隅深く吸ひ込み心解けゆく
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海へ向け走らす車あの頃に逆戻りせよ助手席のきみ
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靴下を立ったまま履けてえらいねと朝の自分を褒めてみたりする
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黄色帽 ながらに送る 人あれど スマホ覗きて 子供見ぬなり
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絹糸の上で踊って愛を請いあとは地獄へまっさかさまさ
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親と子の溝は幾年いくとせ天の川 笹舟に乗りそっと近づく
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「逢いたい」は絹擦れの音 ネクタイを解く仕草を見つめる時に
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泥臭いタフさも必須 激闘のトーナメント勝ち抜くためには /
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薬すら飲んでいるのに メンヘラの一言だけで片付けられる 
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車両にて トークに夢中なる母ら 傾聴けいちょうす如しづかなる子ら
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一昨日からエントランスの天井に張り付いたままの黄金虫おり
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