こたつ布団丸洗いして陽に晒す隣家の桜をめでつつ揺れる
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あの日 着信履歴を 消去した ゆびさきでまた あなたにかける
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のど自慢観てると日曜終わっちゃう後ろめたさと諦めの午後
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掃除機の音にも屈せず 近づきぬ そろり 我が足元に愛猫
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やわらかい皮と肉とにくるまれてそれでも軋む強情な骨
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見回すが子供は見えずシャボン玉一つ現れて空へ昇った
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初夏に聴く風の音色は水紋の泉に透けてそよぐゆらめき
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3.4年 連絡さえも とってない 人訪れて 柿ピーくれた
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納豆の 辛子のような 気づかいを 持て余してる 冷蔵庫の中
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旅先で 旅館の子どもと 知り合って 帰っちゃうの?と 聞く子にさよなら
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真っ暗な 部屋に灯りを つけた時 テーブルの上 サヨナラの文字
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いつまでも変わらぬ人でいてほしい 変わるならそう 気づかないよう
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何かこう棲む星多分間違えて生きおるような自分呆れて
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町内に独居老人あまたをり回覧板が安否を問ひぬ
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手の中に 切れるトランプあり 待ちますよ 貴方イランが折れたるその日までは
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文具屋で あの子と選ぶ インク色 同じがよぎる 指は触れずに
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「産むんでしょ」「妊娠したの?」「孫はまだ?」フローリングの蟻をつぶした
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ひっそりと ロフトへ昇り 歌綴る 小さな灯り 私を染める
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一口目いつものうどんに塩を足す味覚鈍い日の食事なんては
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緑青ろくしょうの社の屋根を覆ひたる 銀杏の若葉さらに翠の
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始まった kindleセール また買った 禁欲せえ でも半額やで
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外は四月光る風吹く日曜に香典返しのカタログ開く
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口笛で 鳥の言葉を 真似てみる 何と聞こえた 「口説き下手」だと
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休日に のんべんだらりの 自堕落も 会心の歌に どんでん返し
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ながらひもこそすれ何を三枝さきくささきくを願ふ修羅のちまた
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朝焼けを越えて澄みなす青い空駆け込む朝に黙って笑う
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このベースやけに心を震わせるつけているのは片耳なのに
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朝顔の 朝に生まるる 夕に死ぬ 露落ちて 花は残れる といえども 夕陽に枯れるは 無常と言う 儚さよ
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人なりを知るがゆゑにし綻びて胸に短冊抱きしむ時や
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漆黒の闇歩きつつ思い出すかつての悔いと永遠トワの別れを
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