にんまりと用意されてるものがある行く先々にその折々に
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「いってらっしゃい」仕事も父も頑張る姿を尊敬しています/スポーツの日
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休日のキミのチャットは仕事から家庭のことへの「行ってきます」だ/スポーツの日
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アパートに 予約もなしに 現れる 今夜はそんな 気分と言う君
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眠そうな ツレの手を取り 超特急 梅田のまちを 駆け抜けたるかな>お昼ご飯は、こなな🍝
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今日もまたくっついているめくれない痺れた手指新聞頁
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雨催あまもよひ 傘を片手に 遊歩道 地に落つ団栗どんぐり 深まりぬ秋
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かたぶく  秋陽日除けカーテン 摺り抜けて 次乗るかれに 席温める
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この街で過ごす未来があまりにも明白過ぎて凛と幕引く
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なんとなくカフェオレやめたの続いてる 自販機にも近寄らなくなり
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ベンチ外 ほとんど吾子と 同年代 思ってしまう 「すぐあきらめるな」 / スポーツの日
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鰯雲今日の晩飯秋刀魚かな妻はハンバーグ意見ぶつかりお茶漬けに
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金の輪と 水輪の境い目 金輪際こんりんざい 浄土と地獄の 境い目らしい / 語源
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名称をAIとうに教え乞い「言の葉日和」の会を立ち上げ
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墓場にて 何故に咲くぞや 狐花 死人の思い それすら毒か
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あきつ風 雲の通ひ路こころあらば ふみ吹き寄せて人に届けよ
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また一つ増えてしまった不安ごと 息子の健診結果を盗み見
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夢で見た沢田研二ジュリーは若く美しくパフォーマンスで酔わせてくれた
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なびかぬ者 退職追い込む 偏屈者 因果応報 お鉢が回る
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秋の蒼 雲にはしごを掛けてなお届かぬ人の聲繋ぎ止め
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朝いちのカーテン開けのドキドキは夜の天気の予報によりけり
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友人が ピーナに恋し 話聞く 隠れた悪意を 見抜けぬ話術
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最初のころ嫌ってごめんねミャクミャクに愛が着くってこういうことだね
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栓を抜きパンをちぎりてグラス越し夕陽を飲むかほろ酔いの頬
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晩秋の佇まいする曇天に北の北から白鳥が来る
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稲間よりひょいと上がって白鷺はそのままよじり光を弾く
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白鷺は細きあしして草を分けひょろ首伸ばし川面覗きぬ
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月は手が届かないから綺麗なんだよといっていた君の横顔忘れられない
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増えたなと放棄農地に揺れる黄はあちこちセイタカアワダチソウ
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奥手なるビートルズファンとしましてはアビーロードに全賭けします/青山田歩歩様、ありがとうございます
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