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知らぬ間にうたた寝してる昼休みこの上なしの
春日和
(
はるびより
)
かな
18
喫茶店トーストの上溶けるバター
B
G
M
はパブロ・カザルス
6
「風に乗り小鳥の家におよばれよ♡」 お別れ会に花びらが飛ぶ
8
液晶に残した桜を眺めても 散る花びらの儚さわからじ
10
形而上学的桜は永遠に散り続け
4
春うらら 窓辺に映る大木の 力強さを芽吹きに感じ
7
桜の木 雨風凌ぐも 散り始め 富士が遠くに かすむ散歩路
7
スプリングコートの出番も
最後
(
ラスト
)
かな 明日から初夏 春は
何処
(
いずこ
)
に
16
若緑花に混じりて瑞々しく陽に輝ける葉桜も良し
16
背を出してバシャバシャ登る鮒の群れ用水畦でカラスが待つ
15
折らずとも残る花かは人よりも風を咎めよ春の山守
6
幾千の衝突を経て肉体は神へ捧げる一瞬を知る
3
物騒な 喧嘩を売ってる わけじゃない 真意が知りたい ただそれだけで
3
いくらでも 無駄を話せる 関係を 愛おしく思う 有限の世に
10
晴れました昨日の雨風嘘のよに春の傘折れなんてなんのその
15
静けさと 日陰の涼しさ 春なれど 一歩踏み出す 勇気がいりて
6
肝臓の 検診数値正常に 旦那ドヤ顔 シジミのお陰
13
解釈も 地雷地点も 違う
他人
(
ひと
)
同じ
人間
(
ひと
)
なのに 分かり合えずや
10
モコモコの靴下達を しまい洗い 冬物グッバイ 洗濯日和
22
ベッドの上 おかあちゃんまってる ちま猫を 撫でたら「ゴロゴロ」よき目覚めかな
9
ささやかに生きられたならそれでよく、それはそうとして好きに死にたい
6
挽きたての コーヒー片手に 空見上げ 切なさと幸せ シーソーしてる
10
水面
(
すいめん
)
を流れる白い
花弁
(
かべん
)
見て、川上の桜 思いを馳せる
5
暗雲に 心乱れし 言の葉に 明日見えずして 涙ぞこぼれる
4
かかりつけ医師が年下だと安心 ずっと元気でいてねと願う
16
去年
(
こぞ
)
の春散り交ふ
隙
(
ひま
)
に
仄
(
ほの
)
見てし面影恋し花の下陰
6
わかってはいるのだけれどそっちへはハンドル切れぬ己じくじく
12
春はただこの
一時
(
ひととき
)
の名なりけり桜
天霧
(
あまぎ
)
る曙の空
8
食べ物の名前のついた犬を飼う幸せな夢のような夢だった
13
桜花散り
交
(
か
)
ひ曇る高嶺より霞の空に出づる月影
6
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